『 My time 』6【松風天馬】

時271 ページ35

Noside

沖「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……！」

ザ「まさかもう限界とか言うんじゃねぇだろうな。」

沖田さんの和室の中に、ザナークが入ってくる。

沖「バカな！幕府を守ることが我が使命、
ここで倒れるわけにはいかぬ‼

坂本をこの手で切るまで、死んでも死にきれるか‼
………うっ！？ぐっ……！」

ザ「ｸｸｸｯ、そういうと思ったぜ…お前にまた力をやる。」









Aside

天「いきますよ〜龍馬さん！」

坂「よっ！どりゃあ‼‼」

坂本さんはシュートをうつ。

それは信介の手によって止められてしまったが、
初めてにしては凄い方だと思う。

錦「凄いぜよ坂本さん！」

天「あぁ！どんどんうまくなってる！」

坂「だろ？よし、もう一発！」

坂本さんは信介からボールを受け取り、
また信介のところに向かって走り出す。

龍「よっ！」

坂「うおっ！？」

軽く坂本さんからボールを奪うお龍さん。

A「ナイスブロックですお龍さん！」

龍「ｸｽｯ龍馬には負けたくないからな。」

黄「お龍さんはDFの素質があるやんね！」



剣「………」

フ「どうしたの？」

マイ「ボーっとして…剣城らしくないよ？」

剣「いや、別に………」

剣城は顔色1つ変えずに、走っていく。

フ「……？」

マイ(……もしかして、
沖田さんとお兄さんを照らし合わせてるのかな…？)


坂「いや〜覚えれば覚えるほど、
サッカーってやつは楽しいな！
しかも気持ちいい‼ありがとな、天馬！」

坂本さんの言葉に、お龍さんも頷いた。

中「おーい‼」

龍「中岡…？」

向こうから、中岡さんが走ってくる。

坂「どうしたんだ？」

中「幕府から書状が‼‼」

書状……？

坂本さんは中岡さんから書状を受けとると、
すぐさま開いて読み始める。

私達もその書状を覗きこんだ。

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