『 My time 』6【松風天馬】

時250 ページ12

マイside

丸い物体は私達の方へと飛び込んできて、
辺りに砂煙が上がった。

だんだん砂煙がおさまってくると、
私達の前に立っていた錦くんが倒れているのが目に入る。

…あれ？錦くんの上に、誰か乗ってる……？

？「あいてて…これでは話に聞くメリケンの遊び、
ボーリングではないか……。」

錦「いいから退くぜよ…潰れる……！」

？「おぉー！すまんすまん‼」

笑いながら丸い物体だった人物は錦くんの上からおりた。

？「大丈夫かサイタニアン‼」

？「おぉ！中岡‼おめぇら、怪我はないか？」

彼は呑気にそう聞いてくる。

……てか、向こうから物凄く彼を睨んで、
こっちに走ってくる新撰組らしき人達が見えるんだけど…

あ、刀持ってるね←


新撰組は一気に彼の周りを囲んだ。

「覚悟はいいか！？」

？「おめぇらのそんなナマクラ拳法じゃ、
この腹の弾力に通用せん‼‼」

「問答無用‼‼」

新撰組の一人が切りかかるが、彼はお腹で弾き飛ばした。

マイ「新しい戦い方だね。」

茜「お腹が武器…(汗」


あっという間に彼は、
数人の新撰組を倒して(飛ばして？)見せた。

？「見たか！俺っちの腹力‼‼」


「待て」

突然、見覚えのある人達が現れる。

こいつら確か、ザナークドメインにいた……‼‼

「刀で戦いなんて古い…」

？「おめぇは話がわかるようだな！」

「邪魔をするな‼」

「貴様らもこいつらの仲間か！？」

新撰組は刀をそいつに向けた。

「ストライクモード」

マイ「…っ！何か来る‼‼」

何処からか飛んできた強烈なシュートによって、
新撰組は全員倒される。

「邪魔者は始末した。サッカーバトルだ‼‼」

本当しつこい…。

それに、
ザナークドメインがもうこの時代にいるってことは、
ザナークもこの何処かにいる……。

まさかさっきのシュートもザナークが……？


私達はサッカーバトルの準備を始める。

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