家に、北山ってやつが住み着きました。

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北山side





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お前と……なんだよ、







横｢あらら、潰れちゃったね｣






横｢みっちゃん…？泣いてるの？｣




｢…横尾さん、手伝って貰ってもいい？俺一人じゃ運べない…笑｣






横尾さんと藤ヶ谷をベッドまで運んで寝かせて、藤ヶ谷の飲んだビールの缶をゴミ箱に捨てた






｢……急にあんなに飲むなよってな｣




横｢…みっちゃん｣




｢片付けくらい…手伝ってから、寝ろよ……｣




横｢みっちゃん｣






横尾さんの手が、俺の手を包んでくれて



自分の手が震えていたことに気づいた






横｢いいよ無理しないで｣




『……っ』




横｢好きなんだね、太輔のこと｣




『…っ、うんっ』







藤ヶ谷が好き



『大好きっ』






横尾さんは、俺の涙が止まるまで背中をトントンって優しいリズムで叩いてくれた





『ありがと……』




横｢いいよ｣




『優しいね横尾さん』




横｢んー｣




『え？笑』




横｢相手がみっちゃんだからかも｣




『俺だから？』




横｢いつも一生懸命で、頑張ってる姿見てたら、何かしてあげたくなっちゃう。親心みたいなっ？｣






ははって、八重歯を見せながら笑う横尾さんは、一緒に机の上のものを片付けてくれた






横｢でも、どうして太輔なの？｣








横尾さんは、時々また泣きそうになる俺に



大丈夫大丈夫って、背中をまたトントンしてくれて






そんな横尾さんだったから



俺も、話してもいいかもって思えたんだ







｢俺ね、｣






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