〇*end.〇 ページ27
北山side
.
藤ヶ谷が行ってしまった
俺を置いて1人で
ずっと一緒にいるって言ったのに…
胸に手を当てれば
藤ヶ谷の言葉が、表情が思い出せる
いつでもここにいる
でも…触れられない
藤ヶ谷に会いたくても…
会えない
…ねぇ藤ヶ谷
藤ヶ谷は前に言ってたね
俺らはこうなる運命なんだって
藤ヶ谷の世界にはずっと俺がいた…
俺は全部覚えていないけど
俺の世界にも藤ヶ谷がいた
藤ヶ谷がいない今、
もう世界は動きを止めてしまったね
「藤ヶ谷、愛してるよ…」
何度も何度も、俺に言ってくれてありがとう
俺は藤ヶ谷と一緒にいれて幸せ…
もう、これ以上の幸せないってくらい
何度も忘れちゃってごめんね…
でももう、二度と忘れないよ
これからはずっと一緒にいよう
「藤ヶ谷…好き…」
「…なんだよ、返事聞かせろよ」
椅子を台にして、コンクリートに足を置いた
気持ちいい風が吹いてるよ
まだ、忘れてない
ちゃんと藤ヶ谷を覚えてる
このまま…ずっと…
ねぇ藤ヶ谷…
俺はね…
ただ、君といたいよ…
.
.
.
don't wanna die....
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年10月12日 9時