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〇*20.〇 ページ20

藤ヶ谷side





.





終わるわけない




まだ、始まったばかりだよって言って






北山は、そうだよねって笑った









なのに、




次の日の朝、北山からは



連絡が来なかった







ただ連絡するのを忘れてるだけだって




そう何度も言い聞かせたのに







「北山…っ」





朝、学校で北山見つけて



声掛けたら






北山は俺にまた言うんだ






『…だれ?』





「…」






何度だってまた始めるって




約束したのに…






俺は何も言えなかった







「…北山っ」







だから、きっと



罰が当たったんだよね







涙を拭って教室に戻った頃には




北山と玉が、隣で何やら楽しそうに話してた







「…」







ごめん…北山、俺…





北山をまだ失いたくない



だけど、もう…







初めましてって言葉が、どうしても言えない






昨日までの日々全部を




なくしてしまう気がして






初めて愛しあったあの日を




なくしたくない…







「北山…」





「なんで…」







忘れないって、言ったのにっ






.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年10月12日 9時

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