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藤ヶ谷side
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夢を見た
『だれ?』
冷たい言葉が放たれては
暗闇の中に消えていってしまうんだ
まってよ…
どこにも行かないでよ
「…きたやまっ」
『藤ヶ谷…どうした?』
「…北山っ」
俺の目を心配そうに真っ直ぐに見つめては
手を頬に当ててきて
あぁ、北山がいるねって…安心して
気づいたら、抱きしめてた
『怖い夢でもみた…?』
「…凄く怖い夢を見た」
『そっか…よしよし』
北山の手が、俺の背中をよしよしって摩る
これも、夢じゃないよね
北山、ちゃんと覚えてるんだよね
『藤ヶ谷、学校遅刻する』
「もうそんな時間?」
『ん、急げ』
…なんか、北山
いつもと違うような
「北山、泣いた…?」
『…え?』
「目が赤いから」
『…あぁ、ちょっとだけな』
この時、北山は
何を考えていたの?
北山の苦しみに…
迷いや恐怖に…
大丈夫って笑う瞳が不安気に揺れていたのに…
俺は気づいてあげれなかった
ねぇ北山…もう、終わりにしよう?
でも…
もう少しだけ…
このまま、
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Don't wanna die.........,
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年10月12日 9時