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〇*13.〇 ページ13

北山side





.





藤ヶ谷もお風呂からあがって




もう、寝ようかってところ







『おいで』





「お、お邪魔…します/////」





『なにそれ笑』







藤ヶ谷の狭いベッドに入り込むと





『北山来て…』







後ろからふんわり包まれて




毛布なんていらないくらい温かい






『ずっと…こうしてていい?』




「…ん/////」






ちゃんと確認してくれるのが





俺を凄く大切にしてくれてるみたいで



恥ずかしくて、嬉しかった







「…ねぇ藤ヶ谷、もし明日目を覚まして…」







藤ヶ谷のこと、忘れてしまっていたら



どうしよう…







「俺…眠ってしまうのがすごく怖い…」









『…忘れないよ』





『忘れさせない…』







「藤ヶ谷…」







もっと…




「もっと…強く抱いて」






もっと…もっと、藤ヶ谷を感じていたい








『北山…明日は何しようか』





「…明日は、買い物に行こう?」





『うん、じゃあ明後日は』





「カラオケ、とか行ってみたいな」





『その次の日は』





「映画見て、ポップコーン一緒に食べたい」








来るのかも分からない未来の話









「大丈夫だよね」





「…ちゃんと覚えてるよね」








『大丈夫』






「うん…で、さ/////」





『ん?』





「さっきから俺のおしりに何か…/////」





『あぁ…しょうがない、自然現象だから』





「…///////」





『どうしてくれる?』





「…っ、寝る!!/////」





『おやすみ…北山』





「おやすみ/////」








大丈夫、きっと覚えてる





忘れるわけない






俺の腰に回してくれた藤ヶ谷の手を




ぎゅっと握った







忘れないよね…







.

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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年10月12日 9時

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