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北山side
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俺なんかよりきっとずっと
苦しい思いをしてきた藤ヶ谷に
優しくしたかった
ごめん、ありがとう
こんな俺をずっと…好きでいてくれて
「離れたくないな…」
ずっと…一緒にいたい
『俺も…』
多分、初めて親に連絡した
友達の家に泊まるって
親は凄く驚いてた
すすり泣く声が聞こえた
「俺、凄く素敵な友達を見つけたんだ」
.
『友達?』
「…2人のことは、誰にも」
『言わない方がいいね』
「…うん//」
親が今日は帰らないという
藤ヶ谷の家に泊まることにした
「綺麗な部屋だな」
「俺の部屋と全然違うわ」
黒をベースに
きちんと整えられた家具
『あ、布団ないけど、いっか』
「お前…わざとだろ/////」
それは、このベッドで一緒に寝るって…こと
「…/////」
『何を想像してんだ』
「何も!/////」
『ご飯、何食べたい?』
「作れんの?」
『作れない』
「は笑」
結局インスタントラーメン
『召し上がれ〜』
野菜を切っただけの藤ヶ谷が得意気に言う
「まぁ、慣れ親しんだ味だな」
『でも、北山と一緒だからいつもより美味しい』
「ん///」
『なんか、新婚みたいだね』
「藤ヶ谷が奥さんだな」
『違う、北山が奥さん』
「藤ヶ谷だってば」
『いや、可愛い可愛い俺の奥さん』
「…はぁ/////」
もう、拉致あかないよ、笑
『奥さん』
「はいはい笑」
俺が渋々認めれば、藤ヶ谷は満足そうに笑った
いつも俺ばかり…ずるい
だから、俺もって…
「ご飯にする?お風呂にする?それとも…俺?」
『北山…//』
迷いなく俺って答える藤ヶ谷だけど
俺の言葉に照れたのか、顔が赤い
「照れた?照れた?」
「やったね、いつも藤ヶ谷ばっか平気な顔して、俺ばっか…っ、/////」
突然にされたキスは
さっきのラーメンの味がする
『俺がいつも平気だと思う?』
「え?///」
『いつもいつも、我慢してた。北山といると、心臓がドキドキうるさいんだよ』
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年10月12日 9時