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藤ヶ谷side
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「仕事、お疲れ様」
結「ありがとう、ごめんね今日…」
「全然いいよ」
「それに、こうして少しでも時間作ってくれて嬉しいよ」
最近どんどん忙しくなっていく彼女を
仕事を頑張っている彼女を応援したい
それが俺の気持ち
「ご飯でも食べようか」
どこかに出かけられる時間でもなかったから
ご飯だけでもって
2人で会社帰りに良く行くイタリアンのお店に入って
軽く乾杯しながら、料理が来るのを待つ間
久しぶりに千明とゆっくり話ができると
内心、嬉しさでいっぱいだった
「今日は何やったの?」
結「玉森さんのページの取り直しでね」
編集長も気合いを入れてるページ
なんせ、相手は今をときめく俳優さん
おかげで売上げも大分伸びた
結「玉森さんってなんか不思議な人なんだよね、なんかまだもっと違う何か…引き出せる気がする」
最初は
いつもみたいに仕事だから
一生懸命に話すんだと思ってた
結「ほんとに面白いの笑」
「…珍しいね」
結「んー?」
「千明がそこまで誰かを褒めるなんて」
結「そう?」
いつからか
2人で居ても、千明が話すのは
あいつのこと
結「なんか今日の太輔変だよ」
「そう?いつも通りだけど」
結「…そう、あ、太輔…」
【お待たせいたしました】
「ありがとうございます。ごめん千明何?」
結「いや…ううんいいの。食べちゃお」
ねぇ千明、
本当は、何を言おうとしていた?
この時、
ちゃんと千明の言葉を聞いてあげれていたら
俺たち…すれ違わずに済んだのかな
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時