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「それでは、特別授業を始めます。
改めて、3年の神守A。個性は''言霊''で、対象の行動を制限したり、制約をかけることができる。」
週明け、ついにそれは開幕した。
放課後、一定数の生徒でチームを組ませ、ローテーションで指導していく。1週間後に予定されている、彼らの初めてのインターンに向けての試みだった。
「スッゲェ!!撫子先輩チートじゃん!!」
「撫子…？」
「あ、先輩のあだ名なんです!皆で話しとったら、いつの間にかそれで慣れてしもーて…それで…」
「ふふ、怒ってはいないよ、麗日さん。私は嬉しいのさ。皆に受け入れてもらえて。」
本日のメンバーは、麗日、緑谷、瀬呂、轟。
今日の授業をよっぽど楽しみにしてくれていたのだろうか、浮き足立っていて、その目には確かな光が宿っている。
『＿＿＿やった。今日も部隊長って、主に愛されてるってことだよね。』
「っ、」
「先輩？」
「…いえ、大丈夫です。始めようか。」
脳裏を過ぎる愛しい声にも、見ないふりをした。大切な、大切な私の初めてのかみさま。
きっと私は、今夜、あなたの夢を見るのだ。
「体育祭は一通り見学させて頂いたよ。それを見た上で、改善点をまとめたものがこちら。」
抱えていたファイルから人数分のプリントを差し出せば、表情を輝かせ、受け取ろうと手を伸ばす出久。私は僅差で差し出した手を引いた。
勿論、出久の掌は空っぽだ。
「え？」
「これは答案用紙。試験前にそれを提示しようと教鞭を執る者はいないでしょう。さぁ、先ずは答えなさい。君たちの改善点はなに？」
「う''。そうですよね、つい…。」
自分の軽率な行動に落ち込む出久。
反対に、挙手する轟くん。
「俺は…勝手に親父に意地を張って、
「…さすがだね、轟くん、
半分正解。後は君の精神面の問題だけど、今夜にでも、お父さんと、睡眠欲に敗北するまでお話してきてください。」
「!?」
目を見開く轟くん。凍りつく空間。
開かれた瞳孔は、動揺の証で。
相澤先生の言葉を思い出す。
『俺のクラスのガキどもを上手く指導できたら、お前の担任に進路のことは上手く誤魔化してやる。
だから、探してこい。お前自身の解を。』
嗚呼、なんでもお見通しってことですか。
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！！！(プロフ) - ほしくずさん» ありがとうございます！！特に気を遣っている部分なので気に入っていただけて嬉しいですです(；；)頑張らせていただきます！！ (2023年2月25日 18時) (
レス) @page19 id: 7d2d3f9643 (このIDを非表示/違反報告)
ほしくず(プロフ) - 刀剣乱舞の事は名前しか知らないのですけど綺麗で儚い言葉が沢山紡がれていて引き込まれてしまいました…！！応援してます！！ (2023年2月24日 22時) (レス) @page19 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 百華夜さん» ありがとうございます(TT)拙い更新ではあえいますが頑張らせて頂きます…！！ (2023年2月18日 1時) (レス) id: 7d2d3f9643 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜 - 神作品の予感が…！更新頑張って下さい、応援してます。 (2022年11月29日 21時) (レス) @page9 id: a48955bec9 (このIDを非表示/違反報告)
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