17話 ページ19
.
あの後は大変であった。
そろそろ帰ろうとすると典明ちゃんにホールドされ帰らないでとぐりぐり背中に額を擦りつけ、承太郎には「誰が帰っていいと言った」みたいな無言の圧力をかけられ
そして最後にはトドメを指すかのようにホリィさんがニコニコ微笑みながら「良かったらAちゃんも泊まっていって!」なんて言われた時には全力かつ丁寧に断らせてもらったのであった
『……はぁ…』
「ちょっと動かないで、メイクしにくいでしょ」
『もう…疲れちゃった。…よし今日は休もう！』
「はーい！そろそろ開演の時間ですよー！」
「さぁさぁ！今日も頑張ろうな皆！！」
「今日も華やかに決めますわ♪」
「おっし、やるぞー！」
『うはー、まったくウチの団員たちは冷たいなぁ〜』
「団長のそれは毎日言ってますよね」
「さあ行きますよ！団長！」バシンッ
『いたいよもう……はいはい分かりましたよ。
＿＿今日もいくぞお前ら！！』
「「「「はい！！」」」」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
『今日もお疲れさま〜私はまだやる事あるから皆は先に終わっていいよ〜』
＿はーい！と団員たちは返事をするとそれぞれのテントに戻って行った
『……』
＿誰もいなくなったテントにAは中心にぽつんと立っていた
『……今日の舞台もどうでしたか？』
「今日もなかなかに良かったよ」
『そう言って頂けて嬉しいです。』
「ときにA」
『はい』
「どうやら素敵な出会いがあったようだね」
『…お見通しですか』
「勿論だよ。何しろあの一族だからね、とても興味深いよ」
『それで？回りくどい事とかはいいんで本題を言ってくださいよ』
「…相変わらずこういう事は苦手のようだな」
『……』
「そう睨むなよ。…これから君は彼らと一緒に旅に出てもらうよ」
『はあっ！？』
「そう驚いた顔をしても吾輩が現れて薄々は気づいていてただろ？それにそう嫌そうな顔をしても我輩の"頼み"はいつも行ってくれるじゃあないか。」
『…師匠はセコいぞ』
「ククッ…そうだな……まず明日にでもあの一族とその仲間は飛行機に乗り込むだろう。その前に彼らをここに連れてきてくれ」
『ここに？』
「そうだよ。出来るかい？」
『どうせ拒否権なんてないでしょ』
「……バレてた？」
『丸分かりだ』
「それじゃあ頼んだよA」
『了解』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*＊笑ってこそ人生＊*(プロフ) - 柊さん» そう言ってくださり、有難うございます！出来る限り直々更新していきたいと思います!!! (2019年2月25日 21時) (
レス) id: 23e0ebe8ec (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初めして、最近読み始めた者です！とても面白く、次話が更新されるのがとても楽しみです！！これからも頑張ってください！！！！ (2019年2月25日 17時) (レス) id: 0e3935ebc5 (このIDを非表示/違反報告)
*＊笑ってこそ人生＊*(プロフ) - ねこたんさん» そんなっ！………照れます！！←……こほん。コメントありがとうございました！！(*`∀´*)/ (2018年11月22日 22時) (レス) id: 23e0ebe8ec (このIDを非表示/違反報告)
ねこたん - 夢主ちゃん……………好きですっ！←←← (2018年11月22日 19時) (レス) id: 46168034ac (このIDを非表示/違反報告)
*＊笑ってこそ人生＊*(プロフ) - りりーさん» もう亀のごとくノロノロ更新です。 (2018年11月3日 23時) (レス) id: 23e0ebe8ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*＊笑ってこそ人生＊* | 作成日時：2016年7月28日 22時
