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2話 ページ3

またもやすごいことを言い出した

家出?
しかも家遠いって、この子小学生っスよね?
そんな子が遠くから1人でくることなんて出来るだろうか
でも嘘を言っているようにも見えない

なら俺が今追い返してしまったらこの子は外で過ごすことになってしまう
さすがにそれは可哀相だ

「だめですか?」

「……いいっスよ」

本来なら警察かどこかに連れて行った方がいいのかもしれないが、ここまで頼まれてしまったら断りづらい

とりあえず今日1日は俺の家に泊めてあげて、明日改めてどうするか考えることにしよう
そう考えながら俺は家の鍵を開け、Aちゃんを中に入れた

「名前、伺ってもいいですか?」

「黄瀬涼太っス

一応モデルやってるんだけど、知らないっスか?」

「知らないです、すみません」

さすがにこんな小さな子だと知らないか

それにしてもさっきから思っていたが、この子年の割にはしっかりしている
きちんと敬語も使えているし

「そうっスか……

あ、Aちゃんご飯食べてないっスよね?」

「はい」

「じゃあAちゃんの分もなにか作るから待ってて欲しいっス!」

「私も手伝います」

そう言ってAちゃんは背負っていたリュックの中からエプロンを取り出しそれを身に付けた

「なにを作るんですか?」

「料理出来るなんてすごいっスね

そんな凝ったものは作れないから、無難にカレーでいいっスか?」

「はい」

それから二人でカレーを作った

Aちゃんはよく料理をするのか手際良く作業を進めていた
出来上がったカレーを2人で食べ、9時を過ぎた頃

そろそろ風呂に入りたいのだが、どうしたものか

「Aちゃん、着替えとか持ってきてるんスか?」

「持ってきてますよ」

「なら先に入ってきていいっスよ!」

「ありがとうございます」

Aちゃんを風呂場に案内して、再びさっきの部屋へと戻ってきた
1人になって今までのことを振り返る

帰ってきたら、見知らぬ少女が家の前にいて泊めてくれるよう頼んできた
ほんと、あの子どこから来たんだろうか

家出してきたと言っていたが家族と喧嘩でもしたのだろうか
聞きたいことはたくさんあるが、他人の問題にそこまで首をつっこむのもどうかと思う

とにかく明日これからのことだけ聞いてみよう

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アリア♪(プロフ) - ウルウル!さん» お返事遅くなっちゃってすみません! そ、そうですか…?でも気に入ってもらえたならよかったです♪ 更新、頑張ります! (2015年1月6日 15時) (レス) id: ad2a228c7f (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - た〜さんさん» お返事遅くなっちゃってすみません! それは後々出てきますので楽しみにしていてください♪ (2015年1月6日 15時) (レス) id: ad2a228c7f (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - (`・ω・´)シャキーンりほさん» お返事遅くなっちゃってすみません! そ、そういってもらえると嬉しいです…!!更新、頑張ります! (2015年1月6日 15時) (レス) id: ad2a228c7f (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - 七海さん» お返事遅くなっちゃってすみません!! 更新、頑張ります! (2015年1月6日 15時) (レス) id: ad2a228c7f (このIDを非表示/違反報告)
ウルウル! - 面白いですー!さすがですね!アリアさんが書く黄瀬はなんかいいですw更新頑張ってくださいo(。'▽'。)o (2014年9月5日 19時) (レス) id: 145fc04884 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア♪ | 作成日時:2014年9月1日 18時

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