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七十一話【過去編】 ページ32

浦原さんと平子さんが消えた出来事も、もう過去の出来事となった。


そんなある日。






ガラッ


山本「鈴」

鈴「あ、おじいちゃん…どうしたの?」

山本「話がある。今、いいかの」

鈴「うん…」


話って、なんだろう。
そろそろ外に出なさい、とか?
でもその話は前にしたし…









おじいちゃんから出た言葉は、予想にもしないものだった。









山本「死神になりなさい」









鈴「え」









私が、死神?






その言葉を聞いて、私はカッとなった。


鈴「おじいちゃん、何言ってるの!?
私、一つの村を壊しちゃったんだよ!?
人を…殺.しちゃったんだよ!?
なのに、なんでいきなり……なんでそんなこと!!」


それに、おじいちゃんは知っているはずだ。

私が人と関わりたくないことを。


それを知っているから言ってる。

私の力を知っているから言っている。


なんで?



山本「落ち着くのじゃ」


冷静なおじいちゃん。
きっと、私がこうなるのを見通していたのだろうか。


私は少しでも落ち着かせるために、座り直しておじいちゃんに向き合った。


山本「鈴。
お主の霊圧が元々強いのは、覚えているじゃろうな」

鈴「うん」

山本「今まで、その力はお主の母上が古き術を使って抑えてきた。
じゃが、今その術は切れ、お主の霊圧は溢れ出しておるのじゃ」

鈴「え」

山本「このままでは、また誰か殺めてしまう。もしくは、自分自身がなくなってしまうかもしれないのじゃ」


そんなっ…
また、私の………


山本「そうならないためにも、
霊圧の扱い方を知らねばならぬ。
死神になれば、その術を学べる。
…どうじゃ」

鈴「………死神になれば、誰も傷つかない?」

山本「もちろんじゃ」

鈴「…じゃあ、なる」

山本「うむ…すまぬな」


おじいちゃんは私の頭をそっと撫でた。

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氷留痲 - RANAさん» 頑張ってください!!!(笑) (2017年3月21日 22時) (レス) id: 11c8cc3cad (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 氷留痲さん» 面白いと言っていただき、光栄です。ありがとうございます!頑張ります(^^ゞ (2017年3月20日 23時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)
氷留痲 - この作品めっちゃ面白いです!!!!更新頑張ってください!! (2017年3月20日 5時) (レス) id: 11c8cc3cad (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - ゆーやんさん» 面白いといっていただき、このRANA嬉しさのあまり羽が(((ありがとうございます!! (2017年3月4日 18時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーやん - とても面白かったです、続きも楽しみにしています!! (2017年3月4日 12時) (レス) id: c7cb2bfc15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb  
作成日時:2016年9月27日 20時

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