六十七話【過去編】 ページ28
鈴「お母さん!みてみて!」
私は花の冠をお母さんに見せる。
ふんわりと優しく笑ってくれた。
咲月「鈴は手先が器用ね」
鈴「これ、お母さんにあげる!」
咲月「本当? ありがとう鈴」
八十一区。
とても治安が悪くて、そこら辺での喧嘩は日常茶飯事。たまには殺しもある。
その中に私は生まれた。
私は薄い紫色の髪で水色の目をしてる。
お母さんは綺麗な黒い髪に黒い瞳で、私とちっとも似てない。
そして、風を操ることが出来た。
だから、ココにいる人は私を“バケモノ”と呼んだ。
だけど、お母さんは違う。
抱きしめてくれる。手を繋いでくれる。一緒に寝てくれる。一緒に遊んでくれる。
私が大好きだと言ってくれる。
私も、そんなお母さんが大好きで、憧れてた。
鈴「私、大きくなったらお母さんみたいになりたい!」
咲月「ふふ、鈴ならきっとなれるわ」
いつまでも、こんな幸せがずっと続くといいなって、そう…思ってた。
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氷留痲 - RANAさん» 頑張ってください!!!(笑) (2017年3月21日 22時) (レス) id: 11c8cc3cad (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 氷留痲さん» 面白いと言っていただき、光栄です。ありがとうございます!頑張ります(^^ゞ (2017年3月20日 23時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)
氷留痲 - この作品めっちゃ面白いです!!!!更新頑張ってください!! (2017年3月20日 5時) (レス) id: 11c8cc3cad (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - ゆーやんさん» 面白いといっていただき、このRANA嬉しさのあまり羽が(((ありがとうございます!! (2017年3月4日 18時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーやん - とても面白かったです、続きも楽しみにしています!! (2017年3月4日 12時) (レス) id: c7cb2bfc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb
作成日時:2016年9月27日 20時