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EP266 ページ17

赤「分かった

カレが独断で進めてた事だから手続きを破棄しとくよ

それで…俺達の事だけど…

君に…ずっと言わなくてはいけなかった

けど…俺いや俺達は認めたくなくて目を逸らしてた

特にカレはなかった事にしようとしていた

俺自身が向き合わなきゃいけなかったんだ」

貴「?征君何が…」

赤「A…俺は…君の【特別】じゃない」

貴「え…」

赤「俺にとっては【特別】なんだ

言い切れるよ

けど…君にとっては…違うと思うんだ」

貴「なん…で…」

赤「…帝光の時から脳裏に掠めてたが認めたくなくてね

長い間縛り続けて…本当にすまなかった」

深く頭を下げられた

火『なんだよオメーらが悪ーんじゃん

Aなんて最初の頃オレの事叩いてたんだから

赤司にもそんくらい出来ただろ』

決勝戦前日に大我に言われた言葉が流れた

貴「…顔をあげて」

ゆっくりと目を逸らしながら彼は顔をあげた

 バチン

赤「!!」

乾燥しているせいで音がよく響いた

貴「…か、勝手に人の気持ち決めつけるな!」

赤「え…あ…」

貴「私の…特別が征君…じゃない?

誰がそんな事言った!?

征君以外居る訳ないじゃん!

あの日…出会った時から【特別】だよ!

征君以外に気持ちは揺るがない

征君以外と特別な事したくない

征君じゃなきゃ…ダメ…なの…泣」

怒りを通り越して涙が込み上げてきた

赤「俺で…いいのか?

黒子じゃなくて…」

貴「テツ君も特別だけど

それは家族としてだよ泣

私は…征君が…いいの泣」

 ギュッ

赤「あ…ありがとう泣」

貴「不安にさせてて…ごめんね…

叩いて…ごめんね」

赤「いや霧が晴れた気分だよ

A…愛してるよ

君は俺の【特別】だ」

貴「貴方は私の【特別】だよ」

笑顔で見つめ合い自然と…唇が重なった

私達の愛は深紅のように濃く色染めていく…

2人で手を握りながら座り甘い時間を楽しんだ

赤「離れて寂しくない?」

貴「寂しいけど…大丈夫

カントクにお願いして京都遠征して貰う」

赤「俺達の方がこっちに来るメリットが大きいから

俺も監督に直談判するよ

部活があると忙しいが出来るだけ連絡は取ろう」

貴「うん!」

征君は優しく微笑みキスをしてくれた

赤「名残り…惜しいけどね

そろそろ戻らなきゃいけない」

貴「うん…また会える

それに何度もバスケしよう?」

赤「いいけど…Aと笑?」

貴「誠凛と笑

今度も負けない」

赤「今度は勝つさ」

握手をして駅まで彼を見送った

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Mami(プロフ) - miponさん» もう一つの方も楽しんで読ませて頂いてます! (2022年4月28日 22時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - Mamiさん» コメントありがとうございます。last game編もいい話ですよね。検討させて貰います!ありがとうございました! (2022年4月28日 18時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - last game編とかも書いて貰えたら嬉しいです! (2022年4月28日 14時) (レス) @page34 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 楽しみにしてます! (2021年12月12日 21時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» ゆいさんのコメントとても励まされた2年でした(●´ー`●)本当にありがとうございました!次回作も楽しみにして下さい。 (2021年12月12日 21時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年10月29日 23時

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