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赤司45 ページ47

虹「…ああ。こっちで話せ」

廊下の窓に寄りかかりながら俺の方を見た

赤「昨夜監督が倒れられました」

虹「!!それで!?容態はどうなんだ!?」

赤「命に別状はないそうですが…監督は退くそうです

コーチが監督を兼任します」

虹「そうか…命あって良かった

コーチも…相当落ち込んでるだろ?」

赤「はい…痛々しい程に」

虹「仕方ねーよ

あの人は監督を尊敬し過ぎてるからな

それで?どこの病院なんだ?」

赤「○○病院です」

虹「分かった。今日行ける奴ら集めて見舞い行ってくる

お前らも練習あるけど行ける時に行けよ?

いつでも会える…なんてあり得ねーぞ」

赤「はい…」

痛感してます…最愛の母で…

虹「知らせてくれてサンキュな…赤司

引っ掛かる事がありゃいつでも来い

俺で良ければ聞いてやるからよ」

赤「ありがとうございます

けど杞憂ですよ

僕はキャプテンですから」

虹「?ああそうだな」

そろそろ教室へ戻ろう

階段を降りていると…

緑「赤司っ!」

赤「緑間おはよう」

緑「桃井から聞いたのだよ

それで紫原、黄瀬、Aに伝えたら…

Aがショックを受けて倒れてしまって

紫原が保健室へ連れて行ったのだよ」

赤「!!Aが!?」

倒れた!?急いで向かう!

さっきよりも速く…

保健室に入ると紫原が顔を出した

Aはどこだ?

カーテンの先を覗くと…紫原が彼女の手を握っていた

…気安く触っているのが鼻についた

早く彼女から引き離したくなった

…どういう意味だ?

俺が来たんだからお前は必要ない

さっさとこの場から去れ

言葉が喉まで上がってきたが彼女が紫原を

説得し2人きりになった

顔色がまだ悪いようだね

監督は…命に別状はない

コーチから言われた事をそのまま伝えた

輝いた顔から一気に落ち込ませてしまった

彼女にとっても…白金監督は大きな存在だったのだろう

俺の絵をわざわざ見せるぐらいだからな

俺達は行けないが放課後に虹村さん達が見舞いに行くの

Aも行ってきたらどうだい?

大きく頷いて顔色が戻った

虹村さんに連絡入れとこう

 カタン

廊下から小さな音が聞こえた

視線を向けると水色の髪が目に入った

彼女を心配して俺同様ココに来たのだろう

…心配する気持ち…分かるよ黒子

扉を開け彼女にも気付かせた

黙って立っている彼は今の話を聞いていたようだ

俺達も練習終わりでもいいから見舞いに行こう

黒子は小さく返事をした

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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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