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赤司36 ページ38

支払いをしようと財布を出すと

貴「あ!コレは私が奢るよニコ

その…助けてくれたお礼」

赤「!!…ありがとう」

助けるに決まっている

君は俺の【特別】なんだ

渡されたアイスをまじまじと見た

こういうの初めて食べるな

ん?嫌な訳がない

君と一緒に居られる時間は幸せだからね

さっきよりも自然に名前を呼んでくれた

彼女がアイスの食べ方を説明し半分に割って渡してくれた

1つ食べ切れるか不安だったから助かる

うん。意外と美味い

いやAと食べてるから美味いんだろう

黄瀬と紫原のやり取りは練習時と変わらない

ん?たまにはいいだろ?

チームメイトとの交流を深めるのも大事だ

…というより俺にとって予想以上に楽しい時間だ

こういう時間を作るのも悪く無いな

ん?ハズレとはどういう意味だ?

当たり付きのアイス

なるほど。こうして購買欲を掻き立てるのか

食べ切ったアイスの棒をまじまじと見た

【アタリ】

それは…コレの事か?

全「!!それだ!」

みんな目を丸くして俺の棒を凝視してる

各々の意見が飛びさっきよりも喧しくなった

たかがアイスで騒ぐ彼等を見てると

本当に楽しい

ん?そうだね…ならAにあげるよ

君と食べたから当たったんだ

それに買ってくれたのは君だからね

え?使わないのか?

!!ハッキリとみんなの前で呼んでくれた

俺が望んでる事を…君がしてくれる

ああ…これが【特別】なんだね

約束だ…またアイスを一緒に食べよう

あの1件から灰崎はAに近付く事はなかった

カレの言葉が効いたおかげか

みんなが守ってくれてるのかだが

赤『練習にも出ない

そろそろ引導を渡す時だろう』

そうだな。昼休みにでも呼び出して話す

赤『僕が話そうか?』

いや俺自身が言うよ

アイツも俺達を怒らせるとどうなるか

知る時期が来たのさ

〜昼休み〜

赤「灰崎。バスケ部をやめろ」

灰「ああ!?

赤司テメェ…今なんつった!?」

赤「これは命令だ

寧ろこれはお前を気遣っての事だ

素行は決して褒められたものではないが

今まで帝光の勝利に貢献してきた

だがお前は黄瀬には勝てない

近い将来スタメンの座を奪われるだろう

そうなればプライドの高いお前は結局いなくなる

早いか遅いかだ

どちらにせよ結果は変わらない」

灰「テメェ…怒!」

赤「そして…Aからも手を引け

チームメイトとしてあの時の事は目を瞑ろう

だが次はない

近寄る事は許さない」

赤司37→←赤司35



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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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