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赤司28 ページ30

赤司side

真「チームをまとめるのは今まで通りお前がやって

問題ない筈だ

こうなる事も予想された上でお前は選ばれたし

ちょっとやそっとで変える程帝光キャプテンの名は軽くはない」

虹「分かっています…ですが赤司の資質は

確実に俺以上です

アイツがキャプテンをやった方が寧ろチームのためと思います

それに俺は試合中しばしは熱くなり過ぎる時がある

それで皆を引っ張っている部分もありますが

やはり性分とは少し違う気がするんです」

真「…分からんな思えば1年の赤司に副主将を

勧めたのもお前だった

赤司の資質については監督も私も感じていたし

副主将を例外的に2人にする事を決めた

だがなぜそう急いで赤司に譲ろうとする?」

虹「…父が去年の春から入院しています

今はまだ落ち着いていますが

全中の頃にはどうなっているか分からないそうです

けどもし何かあったら…試合中ならば

それを放り出して病院に向かいます

そうでなくても悪化の知らせを受け取れば

平静にバスケットボールなど出来ないでしょう

バスケは好きだし父の事も認めるのが怖かった

…だから今まで言いそびれてきました

本当にすみません」

真「…分かった監督にも伝えておこう」

…そういう事か

立ちすくんでいると

 ガラッ

虹「おう赤司か」

赤「…どうも」

虹「てかテメー…聞いてやがったな?」

赤「いえ…最後の方だけです」

すみません…最初からです

虹「1番聞かれたくないとこじゃねーか

…つーわけで少し早いがこれからはオメーが

キャプテンだ赤司」

赤「…まだ決まってませんよ」

虹「決まってるだろ!あの話聞いてまだ

キャプテンやらせる気かオメーは!

…不安か?」

赤「…いえ虹村さんの心配をしているだけです」

虹「だろーな笑だからオレは心配してねーわ

よろしく頼むぜ赤司キャプテン」

赤「…はい」

正直…俺自身がキャプテンを任せられるても

やり遂げられる自信がある

だが…【虹村さん】というキャプテンが居なくなるのは…

心に穴が空くようだ…

そして…虹村さんも…俺のように肉親を失わないといいんだが…

赤『甘ったれた事を言うな

何のための帝王学だ

バスケ部をまとめられないと父が知ったら

…分かるだろ?』

…ああ。だから俺は引っ張っていく

帝光の名に恥ぬよう最強の部の頂点として…

これからより忙しくなるな

彼女にだけは伝えておこう

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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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