深紅の君に…9

EP260 ページ2

貴「スゴいよテツ君…ホント…に」

カレをスティールしついに…止めた

全「うぉぉ！やったー！」

大我がそのまま葉山さんを抜いたが

その一瞬にカレは追いついた

止めようとするカレに…大我はテツ君にパス

カレをかわしそこからアリウープ！？

カレもブロックに飛んでる

全「決めろー！火神！」

大我の力が強まった気がした

ガシンっ！！

アリウープが決まり…カレはその勢いで

…倒れ込んだ

全「うおぉぉ！赤司をぶっ飛ばした！」

さっきのスティールも驚いたけど…

OFのパスからのアリウープ

アレは…とても難しい…

ゾーンに入ってる大我のスピードに合わせようとしたら

とてつもなくシビアなタイミングを要求される

大我は敢えてテツ君の事を考えてない

全てテツ君に委ねている

テツ君を100%信頼してるから出来る

まさに【光と影】

2人がホントにカレを止めてくれたOFもDFも

洛山の攻撃はカレがシュートを放つ

　ガツンっ！

カレがシュートを外した！？

さっきのプレイを引きずってる…？

カレが？まさかそんな…

！！カレのゾーンが解けてる

あんな赤司君は…初めて見た

ウチも追い上げたい所だが…大我の限界が近付いてる

貴「…カントク」

リ「ええ分かってるわ

TOを取りましょう」

残り6分…ゾーンが持つかどうか…だ

リ「アイス、レモンどんどん持ってきて！

何でもいいから少しでも疲労軽減・回復

出来るもん火神君にあげて」

黄「はい！大我口開けて？レモン食べさせるから」

火「ハァ…ハァ…すま…ね」

リ「…火神君」

火「交代なら…しねーすよ

カントクだって…ハァ…分かってる筈…すよ

ハァ…自分の限界が近いことなんて百も承知す

それでも今の流れは絶対に切ったらダメだ！

切れちまったら追いつけない

切らせず温存も出来る程オレ達にゆとりなんてない

どこまでもつか分からないけどこのまま

いかせてくれ！」

貴「大我もう喋らないで！」

火「ハァ…ハァ…」

リ「…分かったわ

このまま行きましょう」

TOのアナウンスがちょうど流れた

試合が再開されるとカレはワンマンプレイを

やめパスをした

そのパスが今まで見た事がないようなモノだった

実渕さんはシュート体勢を取ったが

さっきとは違いリズムが崩れてる

流れはウチに来てる

そのまま攻撃を続け大我のアリウープで連続得点し

誠凛90:92洛山

ついに1ゴール差だ

EP261+赤司1→←EP259

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す