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赤司14 ページ16

赤司side

それをお礼に…か

彼ではなく君に直接お礼がしたいんだ

一般的だが食事でもいいかな?

ちょうど今度の土曜は珍しく練習が午前だけだ

終わったら迎えに行くよ

断られたくなく無理やり約束を取り付け

その場を去った

次の日部活が終わると美術部へ急いだ

緑「赤司まだ残るのか?」

赤「いや忘れ物を取りに行くだけだ

すまないが先に帰っててくれ」

緑「分かったのだよ」

絵を持ち帰るから珍しく迎えを頼んだ

絵は彼女が梱包してくれたのだろう

持ち帰りやすくなっていた

使用人「お帰りなさいませ征十郎様」

赤「この絵を俺の部屋に運んでくれないか?」

使「かしこまりました」

飾れるように頼んでいたので準備は整っている

あとは俺自身が絵を飾るだけだ

使「お手伝い致しましょうか?」

赤「必要ない」

使「失礼します」

部屋から使用人を追い出し包まれた絵を広げた

やはり絵は見事だった

用意された額に入れ飾った

この絵を見る度に彼女を思い出せる

自然と笑みが溢れた

彼女と食事をする土曜日がやってきた

練習を終え急いで着替えていると

虹「おーい赤司…って何だよもう帰るのか?」

赤「先約がありまして…どうかしましたか?」

虹「いや急ぎの用事じゃねーからまた明日にするわ

あ!悪いけど灰崎には連絡入れといてくれ怒

アイツ今日もサボりやがって怒」

赤「分かりました」

…ハァ灰崎にも困ったものだ

?『さっさと見切りをつけてしまうのがいい』

いや…まだ切るには早い

灰崎に代わる人物が現れるまでは働いて貰うさ

最近…声の主が分かってきた

俺自身だ…いやもう1人の俺と言う方が正しい

カレの意見は鋭く合理的だが同意はまだできない

だが一意見として聞いている

迎えの車で着替えを済ませ彼女の家へ向かった

呼び鈴を鳴らすと彼女が出てきた

紺のワンピースで白の襟袖と清楚さが増していた

髪はいつもと違い多少巻いているようだ

君は本当に可愛いな

想った事を伝えると彼女は顔を真っ赤にした

車までエスコートすると彼女は驚き止まってしまった

中に促すと呆気に取られたようでキョロキョロしている

緊張させてしまったかな?

彼女に尋ねると驚いた声を出した

君は顔に出やすねい笑

そういう所が…とても惹きつけられるんだけどね

絵のお礼と絵の場所を話すととても喜んだ

将来は絵描きになるのか?

俺は…赤司家を継いで人の上に立たなければいけない

彼女は俺の家を知らなかったようだ

実は名家なんだ

赤司15→←赤司13



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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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