深紅の君に…3

EP102 ページ10

〜青峰side〜

今「ん？おぉ青峰

メール読んだか？

あ。読んだからココに居るのか笑」

桃「早かったね笑

そんなにAに会いたかったのニヤ？」

青「…別にそんなんじゃねぇよ」

貴「お邪魔してます

青峰君、コレ借りてたジャージ

ありがとう」

青「…ああ」

ジャージを受け取るとフワッと甘い香りがした

青「…コレ着たのか？」

貴「えーと…」

今「いや青峰の着てたのはワシや

Aちゃんにはせっかくやからワシのを着て撮ってもろうた笑」

は？！じゃあこの匂いは今吉さんの！？

っだよ…ドキッとした気持ち返せよ

今「ええ匂いやったわ♪

可愛い娘にピッタリな香りやな♪」

貴「私のお気に入りの柔軟剤です」

じゃあこの匂いはAのか

小さくホッとため息をついた

青「つーかわざわざ返しに来たのかよ

そんなヒマならオレと居ろよ」

桃「青峰君はもう少し練習出なさいよ！」

今「そうやで

けどAちゃんが居るって言うだけで

部活出るんなら…誠凛やめてウチに来んか笑？」

ニヤニヤしながらAの顔を覗く今吉さん

貴「誠凛を辞めるなんて有り得ませんニコ」

今「プハッ笑そりゃ残念笑

フラれてしもうたわ」

貴「ジャージを返しに来たのはついでです

堂々と偵察出来るじゃないですか

それに…ウチだけ情報漏れてるのは

不公平だよねチラ」

Aは挑発の目で今吉さんとさつきを見る

桃「！！…別に見られても困る事はないですよね今吉さん」

今「嗚呼ニヤ

ウチは個人技主体やからな

好きなだけ見てってや」

貴「じゃあお言葉に甘えて」

今「誰かAちゃんに椅子用意してやって」

桜「ハ、ハイ！今すぐ！」

若「つーか今吉さんっ！

あんな堂々と偵察させていいんすか！？」

今「なーに隠すもんなんてウチにはないやんか

なぁ青峰ニヤ」

青「…興味ねぇわ」

今「帰るんか？

ほな気が向いたら練習出ろな」

若「今吉さん怒！」

青「…別に帰るなんて言ってねぇよ」

練習なんて出る気はねぇが

Aを置いて帰る気にはならなかった

若「は？！え？！」

今「おぉ！練習出るんか！

いやーAちゃんの存在は偉大やなニヤ」

…このヤロー…オレがこうなるって分かってやがったな怒

ちっ…肩慣らし程度だ

…スゲー見られてるな汗

アイツのあの癖変わんねぇ

シュートなんてポンポン入る

つーか入らねぇなんてオレにはねぇ

にしてもそろそろ飽きてきたな

原「お待たせしました」

全「こんちわっ！」

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