深紅の君に…

EP35 ページ37

火神side

最近…ヤベー眠みぃzzz

ボールと間違えて先生の頭掴んじまうし

散々だ汗

先輩達に呼び出されて"特別なパン"ってやつを

買いに行かされたり

IHの予選決勝で当たる秀徳高校の話や

そこに居る"キセキの世代"の奴の事を聞いた

あー試合が待ち遠しいぜ！！

そんなある日

リ「今日は部活休みよ」

火「は？！何でだよ！…です」

リ「体を休めるのも大事な事よ

特に初戦が近いのにオーバーワークして

ケガでもしたら大変でしょ！」

火「だからって！」

リ「とにかく！今日は体育館使えないんだから

真っ直ぐ帰る！いいわね！

あと自主練も程々にしなさいよ」

練習休みとかマジでやめてほしい汗

オレにとってはそっちの方が体に悪い

しょーがねぇ

この間見つけたストバスコートで軽くやっていくか

バスケしながら次の"キセキの世代"ってどんな奴か考えた

黄瀬でもあんだけ強かったんだ

次の奴はもっと強いみてぇだな

あー！さっさと決勝進出してぇよ！

気持ちが先走り夢中でバスケをしてたが

…ふと視線を感じた

まぁ見られるなんてストリートならではだよな

どんな奴が見てるのか視線を追うと

ん？A！？

それも…何で泣いてんだよ

目にゴミって…オレでも分かるぜそんなウソ

1人…か？周りを見渡しても黒子は居ねぇ多分

は？ダンク？別にいいけどよ

望み通りダンクをすると

Aは立ち上がって拍手してやがる

そういう素直な所も…可愛げあるんだよコイツ//

涙止まったか？

よし。それなら帰るぞ

女子1人で帰すには危ねぇし

泣いてたオマエを1人には出来ねぇよ

…黒子とケンカしたのか？

違うのか

コイツら学校でも家でも2人一緒に居るんだよな

たまには離れていろいろ考えてぇよな

Aはまた落ち込んだ顔をした

あー！そういう顔が見てんじゃねぇよ！！

オマエはいつもみたくニコニコ笑ってる方が

…いいんだよ

……

会いたくても会えない人？

離れてるのか？それとも…この世に居ない奴か？

つーか…その相手は…オトコなのか？

聞きたいような聞きたくないような

…そこに黒子登場だ汗

あっさりAを連れていかれた

オトコ…だったらやっぱ彼氏か？

ズキっ

！？何だ今の？！

よく分からない痛みを感じた

気のせいか？

まぁ黒子のシスコンぶりを見りゃAに彼氏なんて

有り得ねぇか

明日アイツいつものように笑ってるといいな…

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