私が幸せになるまでの物語 (ページ15)

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13話目の段ページ15

シナ先生「あらこのリボン可愛いわね」

『元の世界で初めて自分で買った大事なリボンなんです。私の唯一の宝物です。』

シナ先生「そう良かったわね。今度私にも何か贈り物させてちょうだい?仲良くなりたいのよ」

『え、悪いです。大丈夫ですよ!小袖ももらいましたし!』

シナ先生「いいからいいから、Aさんは人に甘えるということも覚えないとね。」

【人に甘える…そんな事できないよ…｡】

シナ先生に贈り物は大丈夫ですって断ったけどシナ先生の圧に押されて受け取ることが決まってしまった。
モヤモヤしながら服を全部脱ぐと急いでタオルで身体を包む。

ーシナ先生sideー
(本当身体中に酷い傷だらけ、ずっと我慢してきたんでしょうね、人に甘える事も頼ることも出来ずにただただ耐えて生きてきたんでしょう。Aさんあなたは何を隠しているの? いつかあなたの口から聞けることを願ってます､､あれ…?あの傷さっきは無かったような…)

ーside終わりー

【てかお風呂でか!アニメでお風呂のシーンあったけど実際見るとこんなに大きかったんだ!】

シナ先生「とりあえずタカ丸君に頼んでシャンプーとコンディショナーを分けてもらってきたわ。これで洗ってくれる?」

『わかりました【タカ丸さん天女の髪も気にしてるんだ…】』

言われた通り髪を洗ってから石鹸で身体を洗い湯船に浸かる。

【ふぅ…あったかい…てかシナ先生本当にスタイルいいよね…憧れる…｡タカ丸さんがくれたシャンプーとコンディショナーめっちゃいい…サラサラだ～】

シナ先生「さてちょっと聞きたい事あるんだけど答えてくれる?」

『なんですか…?』

シナ先生「この傷さっきは無かったわよね？どうしたの?」

『【やっぱりバレたか…うーんシナ先生にだけなら言ってもいいのか…｡信じてみようかな…大丈夫…大丈夫…】実は姫華様に殴られたんです…｡部屋に来て明日の朝会で私を上げるような発言をしろって言われて殴られて…実は姫華様と私は従兄弟なんです…この身体の傷もほとんど姫華様にやられました…｡今はそれだけしか言いたくありません…ごめんなさい…』

シナ先生「(やっぱり2人の間にはなにかあると考えていたけどそうゆう事だったの…｡)よく頑張ったわね…｡ほかの過去もいつか言えるようになったら教えてくれる?」

そう言ってシナ先生が抱きしめてきた。
【人に優しくされるのってこんなに嬉しいんだ…｡
知らなかった…｡今はまだ弱い私を許してください。】