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外は雨。
傘を忘れてきた私はそのまま足を進める。
沢山の雫が私の身体へ落ちていく。
家までそう遠くない。
ついてないな。最近。
賢ちゃんのこと
友達関係のこと
授業のこと
進路についてのこと
どれを優先したらいいか分からない。
「風邪ひくで」
その言葉と同時に視界に入ってきたのは
1つの傘だった。
顔を上げると心配そうな顔をした愛しい彼の姿
『賢ちゃん…』
「こんなずぶ濡れなって風邪でも引いたらどうするつもりなん」
『…いいよ、別に。』
私が風邪を引いたところで誰も心配しない
「全然良くないわ。アホかAは。」
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メイ(プロフ) - 切ないですね、彼女ちゃん。けんちゃんに想いが届くと良いな。 (2020年2月9日 23時) (レス) id: 24f8e2afc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜庭美零 | 作成日時:2020年2月1日 0時