俺の彼女が可愛すぎる件について。【skt】

Love…8　寂しい ページ8

you side


今日は優くん、帰りが遅いらしい。
朝早くから家を出て、今日は一日中家にいない。


浦島坂田船で何か話し合いをしているのか、録音しているのか分からないけど仕事らしい。


だからご飯作らなくて大丈夫だよ。って言われたのに癖で2人分作っちゃった。


一人のご飯も寂しかった。

いつも優くんが楽しい話してくれるのにそれが無くて、


優くんの「美味しい」という言葉も無くて、


優くんの明るい声も無くて、



優くんが居なかったらこんなにも寂しいんだ、って思った。


優くんが家にいないから一人で色々してみたけれど、全部ダメだった。



何をしてもいつも優くんがそばにいてくれたから、どうしても寂しさを感じた。


優くんがいたらこんなこと言ってくれるかな、優くんがいたら…って考えてしまって、どれもダメだった。



ソファーに座るといつも優くんが横に座ってくれるのに。



まだかな。
もう、23時になっちゃうよ



どうしても私の横が空いてしまうのが寂しさを増すから、
ソファーに寝転んだ。



イヤホンを耳につけて優くんの歌ってみたを再生した。



優くんも私が仕事の時、こんな感じなのかな。


寂しくて涙が一粒目からこぼれ落ちた。


付き合い出してからはあまり遅くならないように優くんも頑張ってくれてたんだ、


こんなので泣くなんてダメだよ。


.



それでも、イヤホンから聞こえてくる優くんの優しい声に、涙がどんどん溢れてきた。



ねえ、ダメだって、
泣いたら迷惑かけちゃう。


優くんがお仕事行けなくなっちゃう。
めんどくさい女になっちゃう。


それでも涙は止まらなかった。



優くん、今日くらい許して
私、一日中優くんのいない生活を頑張ったよ。


君がいないと、だめなんだ。

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