Love…22 風邪 ページ22
you side
『38度9ぶ………優くん今日は寝てよっか』
優くんは高熱を出して死んでる(おい)
心配させないように私がツイートしておこうか。
『ツイートしとくね〜』
か細い声で「ありがとう」と言う。
喉も痛めてる。
あほのさかた@sakatandao
坂田の彼女です。
彼は只今高熱と喉をやられて寝てます。浮上してきたら怒ってください。
これでよし。優くんも寝てるし、私はお粥でも作ってこようかな。
そう思ってベッドから降りようとしたら袖を掴まれた。
「いかんといて…」
後ろを振り返ると優くんが私の袖を掴んでこっちを見てた。
ていうか可愛すぎる
『…じゃあ寝るまでここにいるね。』
「だいすき」
『もー、喉痛いんだから喋らないの。私も優くん大好き。おやすみ。』
頭を優しく撫でてあげていたら、あっという間に寝息が聞こえてきてもう寝たみたい。
『早く治りますよーに。』
そう呟いて部屋を出た。
***
そろそろお腹空いてきた所かな。
お粥を持って寝室にきた。
気持ち良さそうに寝てる。
こんなに気持ち良さそうに寝てたら起こしたくないなぁ。
寝顔もめっちゃ可愛い。
『優くん〜』
「……んー?」
『お粥食べる?』
「んー………たべるー」
『起き上がれる?』
そう言うと眠そうに起き上がった。
『お口開けて〜』
優くんは言われた通りに口を開いた。
お粥を少しスプーンで取って、優くんの口の中に入れた。
「んー、うまい」
『ありがと。残してもいいからね。食べれるだけ食べて』
「全部食べるよ」
しんどいのに、喉痛いのに、「おいしい」って言ってくれたり全部食べようとしてくれたりする。本当にすき。
『はい、あーん』
可愛いなあと思ってしまう。
結構多く作っちゃったかな。これくらいにしよっかな。
「全部食べるって言ったやんか。」
食器を片付けようとした手を止められた。そんな彼の行動にドキドキした。
「まだ足りん」
『えっ、大丈夫?』
「食欲はあるねん。Aの作ったもん、残したくない」
こんな日まで、私をドキドキさせるなんてずるい。
『ありがとう…無理しないでね』
結局優くんはお粥完食。
おいしかった、と満足らしい。よかった。
「ちゅーして。」
ベッドから降りようとすると可愛らしく甘えてくる。
『唇はまた今度ね。』
おでこにキスをした。
「ありがとう。」
『いーのいーの。じゃあおやすみ。』
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乃々夏(プロフ) - 今更だけど、ピーコックはズルいわぁ…////// (2020年10月9日 6時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
せせ@れいとうるぅれっと - あゆ〜ん。さん» こちらこそ幸せな気分になってます!本当にありがとうございます! (2020年8月29日 20時) (レス) id: b70251c49a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ〜ん。 - せせ@れいとうるぅれっとさん» このためにですか……嬉しすぎて涙がでます…そう言っていただけると私も頑張ろうって思えます!! (2020年8月29日 20時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
せせ@れいとうるぅれっと - あゆ〜ん。さん» えええ!ありがとうございます!このために毎日頑張ってるので嬉しいです! (2020年8月29日 13時) (レス) id: b70251c49a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ〜ん。 - せせ@れいとうるぅれっとさん» めっちゃ嬉しいです…!!多分昨日2、3時間寝落ちしたおかげで今夜にもう1つ更新できそうです!(生活リズム軽く狂った) (2020年8月29日 12時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ〜ん。 | 作成日時:2020年7月29日 18時