37話 騒げ ページ37
こんなに励まされて
これ以上悲しい顔をみせられるだろうか、いや無理だ
こんなに心配させてるんだって気づいて
みんなの言うことが確かなことだと思った
事実だと思うしかなかった
笑った方がきっと楽しい
泣いてもどうにもならない
心配しても仕方ない
じゃあもう笑うしかない
それが消去法でもいい
私が一人この世界を去ったとき
笑えるはずがないから
その時の分まで笑っておこう
幸せに終わりはつきものだ
嘆くより、笑って終わった方が
「あぁよかった」
そう言って泣かないで済むだろう
だから笑うんだ
私は笑顔で顔を上げ、
丸くなって集まるみんなの胸に飛び込んだ
『ありがとう!!
私やっぱりみんなのこと本っっ当に大好きだ!』
みんなは顔を見合わせて無邪気に笑って
それから子供みたいにはしゃいだ
笑えるくらいに楽しいよ
”幸せだ”と思った
____________
それからしばらくして
コンコン__というよりは強い音
そんなノックが部屋に響いた
全員の注意が向く中
ギィーと扉が開いて
「...騒がしいな、廊下まで聞こえてるぞ」
リヴァイを見てみんな固まる
怒られると思って何も言えない沈黙を破ったのは
「やぁやぁ!楽しそうにやってるね!!
そんな固くならないでよ、
なにも注意しに来たわけじゃないんだ
ねぇ、リヴァイ?」
「あぁ、俺たちも鬼じゃねぇ
消灯時間を厳守しろとはいわない
この部屋は端だから
バカ騒ぎしたところで他の部屋までは聞こえねぇ
わざわざここまで注意しに来るやつもいねぇしな
そこに上官が混じってるとあらばなおさらだ」
みんなの少し困惑した表情をくみ取ってか
「つまり、俺も仲間にいれろ
一緒に騒ごうぜ!ってリヴァイは言ってんだよね」
「...あぁ助かる」
ラッキーフラワー
すずらん...純粋
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アルナ - 離れないでほしい更新頑張ってください!楽しみにしてます(*^▽^*)b (2018年2月9日 23時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
サヤ嬢アッズーリ(プロフ) - どうか二人に、兵団の皆に奇跡の星が煌めきますように。応援してます、執筆頑張って下さい! (2018年2月4日 21時) (携帯から) (レス) id: f4cabba140 (このIDを非表示/違反報告)
Vile - 奇跡をおこして!!
(ノ△T)
離れ離れにしないで!! (2018年1月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 66be3b6d69 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 毎話、楽しみに読ませてもらってます。これからも、頑張って下さい!更新待ってます( ´ ▽ ` ) (2018年1月14日 20時) (レス) id: 56ad04eef5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっちゃん | 作者ホームページ:http://triptriptrip..
作成日時:2017年5月5日 23時