海賊のペット(家族)になりました【浦島坂田船】 (ページ3)

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2話　貴女said ページ3

私は、車の中入れられた。
椅子に座った時、毛布を掛けられたときは少し驚いてしまったのに、ご主人様達怒らなかった。
そういえば、ご主人様、名前ってなんだろう…？
私は、Creationの能力を使って「情報」という能力を作った。
これは、目の前の人の情報分かる能力だ。

…茶髪の人はうらたわたる様。能力は治癒。
赤髪の人はさかたあきら様。能力はループ。
紫髪の人はつきさきしま様。能力は強化。
黄髪の人はおりはらせんら様。能力はテレパシー。

渉「えっと、キミの名前は？」

突然、話しかけられたから驚いてしまう。
こ、答えな…きゃ…。
でも、私、名前ない…どうしよう…？
…！そういえば、昔私に優しくしてくれた人が付けた名前。
確か…

『白雪 A…です』

渉「白雪A…か」

明「可愛い名前やな！」

ビクゥッ…！

渉「怖がるから、突然言うのはやめろ」

明「あ、ごめんな…」

私に謝るなんて、変な人。
…って、ご主人様にそんなこと思ったらダメ。

志「もう着くから、準備しといて」

着いた先は…船？！
え？どういうこと…？もしかして私、こんな広いところで働かされるの…？だ、大丈夫かな？
ドクドクの心臓の鼓動が早くなるのを感じる。
そんなこともお構いなしに、せんらさんが私を抱き上げてきた。

『ふぇ？』

千「いきなりごめんな…？痛かったら言って」

驚きで声が出せない。
…なんで私がご主人様に抱きあげられて…？
でも、逆らったらマズイ…よね？
どうしよう、この状況。