Chocolate addiction 07 (ページ33)

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恋人の基準。ページ33

お風呂を済ませて
リビングへ行くと
自分の家の様に寛いでいるチャンミン。

そう言えばチャンミンはどこで寝るの？

まぁ、普通に考えれば恋人だし一緒にだよね・・・
そんな事を考えていると私を見つけたチャンミンが
「マシュ、何か飲みますか？」と声を掛けてきた。

「自分で淹れるから大丈夫だよ」と答え
冷蔵庫にお茶を取りに向かい、
リビングに戻りソファーに座る。

CM「マシュ、遠いです。
なんでそんなに距離をとりますか？」

「いや、そんなつもりはないけど」

CM「あっ、マシュはあんまりベタベタするの
好きじゃないんでしたね。
でも、もう少し近くに行ってもいいですか？」

「どうぞ～」

CM「それじゃ遠慮なく」

チャンミンは広いソファーなのに
私にぴったりとくっついた。

「それは近くない？」

CM「嫌ですか？」

「嫌じゃないけど・・・」

CM「今までは相手がベタベタして来て
たまーにウザいと思いましたが
その人達の気持ちが初めて分かりました」

「えぇ～と、それはモテ自慢でしょうか？」

CM「違います！
好きな人と少しでも
触れ合っていたいと言う気持ちが
分かったって事です。
まぁ、つまりは今までは
相手はそのくらい好きで居てくれたけど
俺はそうではなかったって事ですね」

「なんだろう、自慢にしか聞こえないし
その相手の人達に失礼じゃない？」

CM「失礼ではないと思います。
だって付き合ってる時は俺だって
それなりに好きだった訳ですし。
まぁ、今となっては過去の恋愛は
本当の恋ではなかったって事ですね」

「本当の恋ねぇ～
チャンミンって今まで彼女はどんな基準で
付き合ってたの？」

CM「基準ですか？」

「そう、なんかある程度そういうのってあるでしょ？」

CM「マシュはどうなんですか？」

「私？」

CM「そうです、マシュの基準は？」

「私はねぇ～」