Cigarette love 02 (ページ26)

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MV撮影。　（YN ページ26

「明日、明日絶対にいつもの
場所に行くから！
待ってて！必ず行くから」
俺はAにそう約束した。

なんで昨日は泣いていたんだろう。

そう考えながら俺は俺で
「ユノさんも早く告白してＯＫ貰えるといいね。」と言う
彼女の発言にショックを受けていた。

俺じゃダメなのかな。。。

収録は午前中で終わり
その後はオフだから絶対に会える。

今日は番組の目玉として
限定ＭＶを撮影する事になっている。

撮影場所は局の近くの花畑で早朝から現場に入り
彼女にメッセージを送った。

「おはよう、
今日は会えるの楽しみにしてる」

彼女も楽しみにしてくれているだろうか。

今日の撮影はどこから情報が漏れたのか
ファンが沢山来ていた。

ロケバスの中から外を伺いながら
「今日、やりずらいですね」とチャンミン。

「そう言うなよ、
みんな俺らを応援してくれてる大事なファンだよ」と
俺は彼女に貰ったカフスを触りながら言う。

最後の撮影の準備が出来たとスタッフさんが呼びに来て
俺達が撮影現場まで向う途中宮野さんがすれ違いざまに
「川原先生が丁度、お散歩で来てますよ」と教えてくれた。

それを聞いたチャンミンは俺の肩に腕を回しながら
「いやぁ～運命ですね！
このままプロポーズしちゃいますか？」と茶化す。

俺は自分の体温がハネ上がるのを感じた。

ロケバスを出ると
「ユンホ！こっち向いて！」
「チャンミン格好いい！」
などと声を掛けられる中を俺達は現場へ。

到着すると宮野さんが
「ちょっとだけ待って貰っていいですか
子ども達が帰るそうなので」と掛け寄ってくる。

俺とチャンミンは
「大丈夫ですよ」といいながらAの方に歩き出した。

知り合いだとばれると彼女も困るだろう。
そう思った俺たちは他人のフリ、
”東方神起”の顔で先生達に挨拶をする。

あーさんに挨拶をすると
笑いをこらえながら丁寧な返事をしてくれる。
俺もそれが可笑しくて笑いをこらえるのに必死だった。

Aには
「良かった元気だね。
これが終わったら今日はオフだから
いつもの場所でまってて」と伝えた。

あぁ、早く仕事を終わらせて会いたい。