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第三体育館組改め、第二体育館組！ ページ9
大声で否定の意を示したその声の持ち主は、
先ほど話題にされていた桜星のエース、丁字だった。
その横には、セッターである高嶺がいた。
「そりゃあ、木兎さんとかには劣りますよ？」
むすっとしながら丁字は言う。
と、
「じゃあ、本気の打ってみて下さい！！」
と日向が目をキラキラさせながら言った。
「おうよ！」
汚名返上と言わんばかりに、丁字は返事をした。
＊
スパーン
と、鋭い音をさせてボールが床にたたきつけられた。
それなりに強めではあるが、目を見張るほどではない。
そんなスパイク。
「おー！」
と日向と灰羽から歓声が上がる。
「っと、どうだ！」
着地をし終え、ガッツポーズをする丁字。
その横から、
「パワー、
と高嶺がいう。
その言葉に、丁字は苦笑いをした。
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作者名：ちとせあめ | 作成日時：2018年9月12日 23時
