悪意が微笑む ページ11
｢マッハギアはぐっと体内に気を閉じ込めて、それを外に放出する勢いを加速に加えていますからね。
常時の気の感じ取り方では、なかなか上手く私の動きが読めないでしょう｣
マッハギアで得た加速が死なないうちに、素早く"ブレイクギア"にギアチェンジし超一星龍の腹部を殴り飛ばす。
｢ぐうっ！！｣――吹き飛ばされはしなかったが、超一星龍は鈍い声を口から漏らし、軽く背を丸めた。
そこに間髪入れずにグラシアルが"スピリッツソード"を超一星龍の頭を目掛けて伸ばす。
超一星龍はそれだけは是が非でも当たるわけにはいかず、半ば不恰好な姿勢で剣をかわしたが――翼に剣がかすり、血が舞った。
｢なるほど。舐めていては足元をすくわれかねんな！｣
超一星龍は追撃体制に入っていたスノウの攻撃を腕の力だけで逸らし、流れるように殴り掛かる。
｢ギアチェンジ｣
スノウの腹部を目掛けて放たれた拳は、間違いなくスノウの身体を捉えて殴り上げていた。
彼の男性軍人にしては華奢な身体が、超一星龍の腕側に曲がる。
｢スノウ｣――グラシアルが思わず小さく彼の名を呼ぶ。
だが、すぐにスノウは顔を上げた。…少しばかりキツそうな表情をしていたが、同時に笑みも称えていてまだ余裕がありそうである。
｢殴った感覚に違和感がある。それが防御特化か｣
｢その通り。ガードギアって言います｣
｢ほう。ただの線の細い餓鬼では無いと言うわけか｣
｢あまりスノウを舐めないで欲しいんでスノウ｣
そして超一星龍を蹴り飛ばし、その勢いで後ろに移動する。軍服が尾を引くように。
空中で弧を描くように舞い、素早く距離を開けたその動きには無駄が全く感じられない。
…唯一無駄だったのは余計なダジャレくらいだ。
｢なるほどな。なるほど…｣
ヒーローの力を有する男に、特異な戦い方をする男。
超一星龍は2人に気付かれ無いように、スノウから蹴られた腕を擦りながら――口角を持ち上げた。
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かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» コメントありがとうございます！はい、完全にスノウ大佐ターンです(^_^;)グラシアルターンと思わせといての彼です(笑)ギアチェンジ能力は随分前から考えていたので凄く嬉しいです！＼(^o^)／ありがとうございました！ (2017年9月18日 23時) (携帯から) (
レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - スノウ大佐ーーー！！( ゜д゜)、;'.・大佐ターンじゃないですか！！(゜▽゜*)ギアチェンジ…かっこいいですね！（´ 3｀) (2017年9月18日 22時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - おバカな傀夢さん» コメントありがとうございます！全部読んでくださったとは…！本当に感謝です！(*´｀*)言葉も堅苦しく、話もグダグダで、オリキャラばかりの自己満足作品ですが、これからもお付き合い下さればと思います！＼(^o^)／ (2017年9月18日 21時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
おバカな傀夢(プロフ) - 全部読みました〜！とっても、面白いですね！全力で応援させて頂きます！これからも頑張って下さい！ (2017年9月18日 21時) (レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年9月4日 18時
