歪みを察知する機能 ページ4
｢パンクさん〜…ただいまあ…｣
｢おう、随分遅かったな｣
騒ぎを聞き、駆け付けてきた町の人を撒くようにして帰ってきたA達は、もうヘロヘロだった。
パンクから｢何でそんなにぼろぼろなんだ｣と言われて、歪みから来たやつと戦ったとセロが答えた。
｢歪み？…歪みから邪悪な存在が来たとは思わなかったが｣
｢私らと似たような境遇かつ、変わった存在。
そんな奴だったのよ。まあ当分は大人しくしてくれるハズだわ｣
そんなAに｢本当に信じられるか？｣と尚も聞いてくるセロにジーヴルが｢信じるしかないですね｣と短く答えた。
｢本気で撃て合えば、今の俺らじゃ敵いませんし。
それに、ブラックだって。俺らと目的が同じなら、無闇な行動は控えると思いますよ｣
キャベが｢だと良いのですが｣と短く告げる。
｢どちらにせよ、また会うことになりそうですね｣
機械を弄っていたパンクが｢しかしまあ｣と会話に入り込んできた。
｢良くそのブラックとやらは引き下がったな｣
｢暇なんだって｣――Aが短く答えた。
｢私も、それちょっと解る気がするんだ｣
｢この超エリートといて暇か？｣
Aは首を横に振って｢そうじゃないんだわ｣と笑う。
｢暇になったら、死にたくなるもんね｣
｢そ、そうですか？…隊長の感性は独特ですね｣
ジーヴルがそう呟くと、キャベたちも続けて頷く。
だからこそ…そんなAだからこそ。ブラックと言う危険な存在を、カタチ上は協力者に出来たのかもしれない。
｢…まあ、取り敢えず。今日はゆっくり休みましょ｣
Aはそう言いながらズカズカと寝室に向かって行ってしまった。
ジーヴルはジーヴルで、パンクに｢機械の調子は？｣と問い掛けている。
パンクは｢やはりエネルギーが足りんな｣と頭を捻る。
｢だが、他の機能は随分安定している。
歪みを探知する機能も、健全だ｣
パンクが誇らしげにそのモニター画面をジーヴルに見せる。
形こそ違えど、宇宙管理施設に似た機能に…ジーヴルは親近感を覚えてしまった。
｢一人でこれを作ったんですか｣
｢ああ。わしは独り身だからな｣
ジーヴルは機械のボディを優しく撫でた。
無骨なデザインだが、年季を感じれて悪くない。
パンクがどんな人間で、どんな生き方をしてきたのか…機械が全て物語っている気がしたのだ。
｢次は近場への転送機能も付けなきゃな。それが出来なきゃ、時空を飛び越えてお前らを帰すなんて夢のまた夢よ｣
｢あの｣
ジーヴルがパンクの言葉に続くように声を出し、振り反る。
｢俺にも、この機械の開発を手伝わせてくれませんか？｣
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かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - あかさん» ありがとうございます！！ブラックはぜひ仲間サイドに来て欲しくて、ちょっと無理しました(笑)(ヒーローズでブラックと戦ったら、ブラックのカード排出した的な)。ブロリーVSブラックは続編にて書き上げますね！(^^ゞ (2017年8月16日 0時) (携帯から) (
レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
あか - ブロリーVSブラックになるんですかね？(゜▽゜*)ブラックはカカロットの体ですし、わくわくしますねえ。まさにヒーローズってかんじですwww (2017年8月16日 0時) (レス) id: 337ce1f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぁびぃ(駄作者) | 作成日時：2017年8月14日 2時
