真選組子育て奮闘記。

ふたりKО　　沖田side　 ページ8

｢ん・・・？おと―しゃんだよ？」




｢違いまさァ。
見たまんまでお父さん以外の名前つけるんでィ。」







土方こちらを凝視。


狙いは見事あたり、


ん―とうめき声を上げながら悩むAの答えを


かたずをのんで聞いている。







書類見てるふりしても視線が紙飛び越してんでィアイツ。









｢じゃあ・・・・きいろいの！」









はい、みごとマヨピンポイント。



こいつの横で犬の餌食べ続けた結果が今出た。









｢よく出来やした。」









土方のショックの顔に笑っていると、









｢面白そうな遊びしてんじゃねーか。
俺にだけつけねェで総悟にもあだ名つけてやれよA。

仲間はずれはかわいそうだろ？」









「え・・・・・」







急にこっちに振ってきやがったコノヤロー。







じっと俺を見つめるA。

まさか・・・




いや、あだ名になるような変なことはしてやせんし・・・









「おにーたんはね・・・・・・・







・




・・・・・おこちゃま！」









予期せぬクリティカルヒット。




五歳児にまさか・・・・・





「・・・・おこちゃま・・・・」









土方と受けたダメージはどっこいどっこい。









・・・このゲームを始めた俺とともに

土方を殺してェ。









｢ウソだよ？

おとーしゃんはおとーしゃん。


おにーたんはおにーたんっ！」









「ああ・・・・そうだな。」



｢・・・・そうですねィ・・・」









このゲーム、




大の大人二人してＫ０で、









Aの一人勝ち。

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