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『放してくれませんかねー?

 花宮せ・ん・ぱ・い?』


「部活決まってないんならマネージャ…」



『女バス入るって言ったじゃん』





真の言葉をさえぎってきっぱりと断る





『あと真、放して』


「先輩だろ?」


『花宮せんぱーい、放せコノヤローです』


「てんめなめた口きくじゃねぇか」


『痛い痛い痛い!頭割れる!』


「われろバァーカ」


『猫どこへ行った!

 さっきまで先輩にかぶってたく



真が私の頭に手を当てて力を思い切りいれるものだから

マジで割れる、死ぬ、死ぬよ私


ペシペシと真の手をたたくとようやく力が緩んだ





『バァーカ

 私教室に行きたいのに』


「まだ時間あるだろ」


『だってお兄ちゃんに捕まって…っ』





そういってお兄ちゃんのほうを向くと

さっきから放っておかれたというのもあって

不機嫌、というかオーラが怖かった






「花宮?わしおいていかれとる気がするんやけど

 とりあえず、わしのだーいじな妹との仲を教えてくれんか?」

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作者名:ふうせん^0^ | 作成日時:2017年12月5日 22時

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