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番外編:珱波入学 ページ2

今日は珱波中学校入学式ということで

校庭には新しい制服をきた一年生で入り乱れていた


そして私も制服を着て

混雑した中を抜けて教室に向かっていた




そしてそんな混雑の中で飛び交う声は




「バレー部入りませんかー?」


「優しい先輩が教えますよー」


「初心者大歓迎!マネージャーも募集中です!」





などといった部活動勧誘の声


そして運悪く捕まった一年生が部活の話を聞いていた



私はもう入りたい部活は決まってる

兄がいたから、というのもあるが

それ以上にその部の実績を重視して入学を決めた



さあ、めんどくさい勧誘に捕まる前にさっさと行こう


と、足を速めると

いきなりガシっと腕をつかまれた




『だっ……!』




誰ですかという言葉は

その人の顔を見た瞬間に引っ込んでしまった






「どこにそんな急いでむかっとるんや?

 暇ならわしらバスケ部の話でも聞いていってや

 君、一年生やろ?」




『………』





私を引き留めたのは


一年生が逃げ出してしまうようなにっこりとした笑みを浮かべた兄だった

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作者名:ふうせん^0^ | 作成日時:2017年12月5日 22時

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