壊れ始めたあの日から

言えない ページ31

そう言って始まった検査。

正直何の検査かよく分かんなかったけど、段々苦しくなってきて走った後みたいに息が苦しかった。

けど、まひくんに言いたくない。

私は大丈夫だもん。

病気なんかじゃない。



まひと ﾄﾝﾄﾝ ｢Aちゃん？苦しくない？大丈夫？｣


『ｹﾎｯ､､､､。だ、大丈夫だよ。ｹﾎｹﾎ､､､､』


まひと ｢ばぁうくんー！Aちゃん苦しそう。ストップして！｣


ばぁう ｢A？大丈夫か？マスクとっていいぞ。気づかなくてごめんな。｣


『ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､､ｹﾎｯ､､､､ﾊｧ､ﾊｧ』


ばぁう ｢苦しいよな。吸入するから口開けて。｣


『ﾌﾘﾌﾘ い、やっ。』


ばぁう ｢大丈夫だから。じゃないとずっと苦しいぞ。ほら。ごめんな。｣



嫌って言ったのに勝手に口を開けられて
息と同時にｶｼｭっと音がして何かを入れられた。


まひと ｢Aちゃん。苦しかったら言わなきゃダメだよ？我慢しちゃダメ。｣


『ｹﾎｯ､､､､。だってぇー､､､､苦しくなかったもん』


ばぁう ｢じゃあなんで涙目になってんの？w｣


『たまたまだもん。』


ばぁう ｢わかったよ。頑張ったな。ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ｣


ばぁう ｢これで終わりだから。まひと、てるとに迎えに来るように連絡しといて。｣


まひと ｢了解ー。｣

てちゃぁ、、、、→←32ｷﾛ

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