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48話 先輩トレーナー ページ48

「A、こちらは?」


 ユウキ君がシオンさんをじっと見ながら私に尋ねてくる。シオンさんは何も言わなかったけど私のほうを見ていた。おそらくユウキ君の紹介を求めているんだと思う。


「えっと、こちらはシオンさん。この森でたまたま会って、バトルのこととかいろいろ教えてもらってたの。……それで、シオンさん、こちらはユウキ君です」
「よろしくお願いします」
「……どうも」


 あいまいな笑みを浮かべるユウキ君と、眠そうなまま無表情であいさつをするシオンさん。やはり気まずい空気で何をしゃべればいいか頭を悩ませていると、シオンさんが不意に口を開いた。


「まあいいや。君たちは知り合いなんだよね」
「あ、はい」
「じゃあ悪いけど、Aのことカナズミシティに送ってくれないかな。一緒に行ければよかったんだけど、僕には仕事があるから。……A、またどこかで会おう。じゃあね」


 シオンさんはそういうとそそくさと森の奥へと姿を消していく。取り残された私はその場に立ち尽くすしかなかった。感謝を口にするのを忘れていて、ハッとなって慌てて大声でありがとうございましたを叫ぶ。……聞こえていただろうか。


「A」
「え?」


 ユウキ君がじっとこちらを見ながら私の名前を呼んだ。ユウキ君はすでに森の出口のほうに体を向けている。


「どうしたの? 行かないのか? カナズミシティ」
「行く……けど、ユウキ君、本当についてきてくれるの?」
「うん。俺は先輩だからな、後輩の面倒を見るのも仕事のうちだよ」


 さわやかな笑顔を浮かべるユウキ君がまぶしい。申し訳なさとうれしさを同時に感じながらも、ユウキ君と肩を並べてカナズミシティまで歩き始めた。

---

すいません、シオン君の設定に手持ち入れ忘れてたのでここに載せておきます。


ーシオンの手持ちー

・エーフィ Lv48
・ブラッキー Lv48
・チルタリス Lv53
・ユキメノコ Lv51

49話 シオンと女トレーナー→←47話 気まずい空気



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miku(プロフ) - 橘 七美さん» これからどうなるかはまだわかりませんよ!w (2015年1月28日 21時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - yukiさん» 有難うございます! 現在明らかになっているのは、シオン君とアズサちゃん、それにリーダーという人物ですね。 デフォルトネームは「ナツミ」にしようかと思っています。まだ決定、というわけではないのですが; 更新頑張ります! (2015年1月28日 21時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
橘 七美 - シオン君、夢主ちゃんとフラグかと思えばアズサちゃんっ子だった…!! (2015年1月27日 12時) (レス) id: 175a080632 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - mikuさん» ファイア格好いいです! やっぱ、シオンさんとアズサさん関わりありましたか。 そう言えば、この夢主ちゃんの名前決まってるんですか? 更新頑張って下さい! (2015年1月27日 0時) (レス) id: 38fbdd3e2e (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - yukiさん» お久しぶりです! 有難うございます! 1番はファイアですか!w オリキャラを好きだと言っていただけるとすごく嬉しいです! 有難うございます! (2015年1月26日 20時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miku | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/katudoutyu12/  
作成日時:2014年11月22日 16時

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