【おそ松さん】だって、やってないし (ページ2)

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少女達の１日ページ2

*

「お、おはようございます……」

「おはよ」

Aは憧れの先輩である、祐也に挨拶をした。小学校のころ、よく遊んでいたけど大きくなって全然遊ばなくなったのだ。
緊張している。

「また一緒だね！よろしく！」

「よろしく！」

友人に挨拶して、１年１組の教室に入る。
テキトーに、窓側の席に座って外を眺めたA。

(陸上部か……。海遠先輩いるかな)

視力は悪いが、祐也のことはなんとなくわかるA。

「松野君！おはよぉ！また同じだね！」

「へへっ、よろしくな！」

「ふっ、カラ松girl。よろしくな」

「よろしくお願いします！」

「ふん」

「よろしく！」

「よろしくねぇ」

一松は挨拶をする陽萌に背を向けて何処かに行ってしまった。

(また一緒かよ。離れてぇのに)

一松と入れ替わるように入ってきた、トト子。

「おそ松くん、カラ松くん、チョロ松くん、十四松くん、トド松くん、A！また一緒だね、よろしく！」

そんなトト子を、少し睨むような形になる陽萌。

(また、あんた？邪魔なんだけど)

陽萌はトト子と話始める、おそ松達を横目に他の子達と話始めた。
もちろん、おそ松達の輪の中にはAもいた。

陽萌は唇をペロッと舐め、こう考えた。

(トト子は無理、ならAから離れさせてバラバラにすれば良い)

考えがまとまった瞬間、行動にうつす陽萌だった。