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放課後、私は本の整理や司書先生の手伝いなどで図書室を駆け回っていた。
そこにのうのうと天童くんが現れる。
部活は終わったのかな。
もうすぐ完全下校時刻だし。
「Aちゃん、これ」
そう言ってバインダーを手渡す。
なにかが天童くんの興味を引いたのか、私の方は見ていない。
ていうか、今私のことAちゃんって呼んだよね？
私は顔に熱がのぼっていく感覚を覚える。
「すげー面白かった、また読みたいな、Aさんの小説」
気のせい、だよね？
いつも通りAさんと私を呼ぶ天童くん。
少し寂しいような、安心したような。
ふと窓の外を見る。
牛島くんと瀬見くんが歩いていくのが見える。
「俺を見て」
「へ……？」
天童くんの声が聞こえた気がした。
私は天童くんの方を勢いよく見ると、天童くんは目を細めて私を見据える。
空耳、かな。
私が下を向いて作業を始めると、天童くんが言った。
「なんか聞こえた？」
「……や、別に」
「……ふーん」
天童くんといるだけで、身体は火照るし心臓もうるさいのに。
図書室の大量の本をながめる天童くん。
チラッと天童くんを見ると、バッチリと目が合う。
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時雨 彩(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます！無事完結出来たのも応援してくださった皆様のおかげです。応援ありがとうございました！ (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 完結おめでとうございます！楽しく読ませてもらいました。 (2019年9月26日 21時) (レス) id: f2a649a0a0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - エアコンさん» コメントありがとうございます！素敵だなんて言っていただいて嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね！ (2019年9月21日 17時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
エアコン(プロフ) - 面白い！素敵な小説ですね〜！ (2019年9月21日 17時) (レス) id: 1a75dc9844 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - ぬーすけさん» コメントありがとうございます！今まで書いていた天童くんの小説とは違い、純粋でなんの駆け引きもない小説が書きたかったんです。これからもよろしくお願いしますね！ (2019年9月21日 17時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
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