文豪たちの観察日記 十冊目【文スト】

文豪と口喧嘩した夢主が文豪に嫌いだと言った日。 ページ37

『』は夢主の台詞です。



中島敦
『…もういい。敦君なんて嫌い！』
「えっ!?そ、そんな…。き、嫌いだなんて言わないで下さい…！」
貴女に抱きついて離してくれません。貴女が怒ってるんだからね?と嫌がると、
何時もの彼からは想像できないような強い力で抱き締められます。



太宰治
『はぁ…。私、嫌い。太宰のそういうところ。』
「嫌い…?君は私に嫌いって言ったの?じゃあ、別れようか?嫌いなんでしょ?」
あっさり離れていく彼に焦った貴女が慌てて追いかけて彼に後ろから抱きつくと、
彼は振り返ってニッコリ笑いながら冗談だよ。と言います。カマをかけたな…！



江戸川乱歩
『我儘ですよ！乱歩さんなんて嫌いです！もう嫌！』
「ふん。僕だって栞なんか嫌いだよ！駄菓子も買えない癖に！役立たず！」
そしてこのあと激しく落ち込む乱歩さん。貴女は完全に怒り心頭です。
見かねた社長が仲直りさせようと頑張ります。社長、貴方が神か…！←



芥川龍之介
『芥川君の分からずや！…もう、嫌い！大嫌い！』
「おい、其れは…。其れは止めろ。言うな！取り消せ。…僕も、傷つく…。」
貴女の頬に手をあて、今までで一番優しいキスをされます。照れますね。
彼に喧嘩してるんじゃなかったの。とそっぽを向いて言うと、もう一度キスされます。



中原中也
『中也のチビ！脳筋！大嫌い！』
「チビと脳筋は百歩譲って許しても、最後のは頂けねえな。…撤回しろ。」
貴女を壁に押し付け睨まれます。貴女が其れでも顔を背けると、
無理やり彼の方を向かされおでこをぶつけられます。キスじゃないのね…。



ドストエフスキー
『ドス君なんか嫌い！もう知らないんだから…！』
「嫌いだなんて言わないで下さいよ。聞きわけの悪い子は調教しますよ?」
貴女がまたそうやって脅して…！と涙目で彼を睨むと、可愛いですね。と
頭を撫でられます。…そもそも喧嘩になってないですね。



条野採菊
『条野なんか嫌い。隊長と副長にチクってやる。』
「ま、待って下さい！いくら何でも其れは無いでしょう!?…ご、ごめんなさい！」
彼が謝っても時既に遅し。貴女が隊長と副長に条野が苛めるんですよ。と言うと、
二人とも物凄い形相で彼を睨み付け剣に手を掛けながら近づきます。…オワタ。←

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