ライブ後 iwfk ページ21
fk side
正直。腰も足も限界。
それでも、大切なもう1人の俺が泣いてる気がして
ただただ、棒みたいな足を引き摺りながら
舞台裏に戻る。
衣装場が別れてて
アイツの顔見れてないけど…
アイツ。泣いてた。
筋肉マンで強そうで
カッコよくて、いつもはクールぶってるけど
リーダーだからって
足に力入れて踏ん張ってるけど…
アイツ、本当は
俺が居ないとなんも出来ないんだから…
って心配になって
急いで来たのに…
「あれ？照は？」
なんで、お前居ないんだよ…
もう、俺限界だよ…
立ってるのもキツイし
頭はクラクラするし
あ…ヤバイかも…
そう思った時には
もう遅くて足も踏ん張れないし
あー倒れちゃうなー…
なんて呑気に考えてた。
ポスッ
前から誰かに抱き留められる。
「フッカ…俺の事探してたでしょ？」
あ…この声。照だ。
そうだよ。お前を探してたんだよ。
お前、泣いてたから。
俺が居ないとダメだろ？
「フッカ。もう。泣いていいよ？本当は、ずっと泣きたかったんでしょ？誰よりも長く頑張って来たもんな？」
違う。泣くのは照の方だ。って思うのに
目から次々と大粒の涙が出てくる。
「フッカ。今から未来の話をしよう。俺の夢の話。聞いてくれる？」
そう言って俺を抱き抱えたまま
椅子に座って話し出す。
"これから、俺達は沢山の初を取るグループになる。
誰も見たことがない、やったことがない
そんな新たな道を歩いて行く。
もちろん、楽な道では無いと思う。
それでも俺はそんな険しい道でも俺達なら
歩いて行けると信じてる。
何故かって？
後ろにフッカが居てくれるからだよ。
どんな道だって俺は突き進んでいく自信はある。
でも、俺一人で突き進んだって意味がない。
間違った道に行きそうだったら
「そっちは違うぞ」って
メンバーが遅れそうだったら
「ちょっと休もう」って
後ろから声をかけてくれるフッカが居るから
俺達は進んで行ける。
だから、フッカがきつい時はみんなで助ける。
歩けなくなる位辛い時は
俺が担いでやる。
だから、一人で抱え込まなくていいんだよ。"
なんだよ。
これじゃぁ、俺の方が
照が居ないとダメみたいじゃん。
いや、
完全に照が居ないとダメだわ。
歳下で
ずっと面倒見てきたつもりだったけど…
いつからこんなにたくましくなったんだろうな…
「照。お前、絶対離れんなよ！俺の分身なんだからな！」
きっと離れられないのは俺の方。
「フハッ笑。はいはい。」
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ゆう(プロフ) - こちらこそ丁寧にコメントを返してくださりありがとうございました！私もお話しできてとても楽しかったです。番外編や他のお話も応援してます！ (2020年8月20日 22時) (
レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
Winter(プロフ) - ゆうさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました。あんまり、近くに話が合う人が居なかったので楽しかったです！ (2020年8月20日 22時) (レス) id: 5bab791344 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます。 そうなんですよ。目黒くんはさっくんよりも直球ですよね！！こじラウは影から見守ってそうです！ (2020年8月20日 22時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
Winter(プロフ) - ゆうさん» 目黒くんはなんでも思った事は正直に言ってくれる気がしたので登場してもらいました。他の2人は気を使ってなかなか言い出さないと思ったので… (2020年8月20日 15時) (レス) id: 5bab791344 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - そうなんですよー！阿部ちゃんは顔で語ってる感じです！ ３人もあべさくの距離感に関しては思うこともあったと思いました。目黒くんが質問するあたりとてもリアルでした。 (2020年8月19日 21時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：winter | 作成日時：2020年8月16日 10時
