にじゅう ページ28
良い加減下弦の弐の話を終わらせたい←
長い←
──────
無一郎side
「無一郎!北東ニテ、Aガアブナイ!スグニ向カエ!」
「すぐに案内して」
僕が屋敷でAの写真を眺めていた時。突然Aの烏の白米に呼ばれた。
どうやら危ないらしい。強い鬼でもでたのか…?
Aには才能があるから、大抵の鬼は簡単に蹴散らしてしまうだろう。
でも危ないということは、もしや十二鬼月か?
まあいい。ここで色々考えていてもラチがあかない。早く向かおう。
「白米、今すぐに連れて行って。うだうだしない。5秒以内に動き出さなきゃ今日の夜ごはん焼き鳥にするよ」
「今スグニ連レテイクカラ焼キ鳥ニハスルナ!」
はあ、嘘に決まってるじゃん。馬鹿なの?この烏。
俺はAの作ったご飯しか食べないの。まあ、Aが自分の烏を焼いて食べるっていうのなら僕も食べるけど…。
Aは優しいからそんなこと絶対にしないでしょ。
・
そして、北東へと向かった。烏が遅すぎて通り越してしまいそうになったことが何度もあったから、焼いて不死川さんにでも食べさせようかと何度も思ったけどAが悲しみそうだからやめた。
全部終わったらAに褒めてもらおう。烏を焼こうとしたのを我慢したんだって言って。
「…烏、Aこんなに遠いところに連れて行かれてたの?
…もしかして、伝達ミスとかないよね?」
そう、先ほど家を出てからもう2分くらい経っているのだ。
柱だったらここまで2分くらいだとしても、Aのような新人だったら10分はかかるかもしらない。
普通だったら最初は近場のはずだし、最初から柱と一緒の任務なんて聞いたことがない。
だからもしかしたら伝達ミスなんじゃないかと思って烏の方を見ると、烏の目が泳ぎまくっていた。
「…は?君本当に伝達ミスしたの?」
「仕方ナイダロ!俺ダッテ誰カノ相棒ニナルノハ初メテナンダ!」
「…本気で焼き鳥にしてあげる」
今までは半分冗談のつもりで焼き鳥にするって言ってたけど、今回だけは本気だ。
きっと俺の顔が怖かったんだろう。烏はガクガクと震えている。
「…Aだって今怖いかもしれないでしょ。君の処分は後で決めるから、取り敢えず案内して」
烏の処分を考えながら、僕はAのいる場所へと急いだ。
終わり←じゅうきゅう
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瑠璃 - 最っ高です!!続き見たいです!! (6月28日 15時) (レス) @page28 id: c061932b98 (このIDを非表示/違反報告)
はは - むいむいheart (2023年3月30日 18時) (レス) @page28 id: 37ce8859f2 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 設定の年齢が実年齢と同じで嬉しいです❤️続きも楽しみにしています! (2022年4月1日 16時) (レス) @page2 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 誰オチですか?そもそも、オチって、いますか? (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - URLは、確かログインしている人しか出来なかった気がします。私も最初は、分からなかったので!参考になったら嬉しいです!上から目線ですいません! (2020年9月6日 10時) (レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渋谷の子供 | 作成日時:2020年6月9日 13時