第六十八話 ページ33
「あっ、もうこんな時間だ。」
「ホントだ。じゃあ、食堂言って解散しよっか。」
気が付けば六時になっていて皆食堂に集まる時間。
ですね、と返事をして立ち上がる。
部屋から出た時、自然に繋がった手が嬉しかった。
ただ、隣でご飯を食べる。
Aちゃん。なんてちゃん付けで私を呼ぶ声にドキドキする。
恥ずかしくて俯く私の頭を撫でる。
そんな、日常的な光景。
きっとこれから当たり前になっていく。
これから、洸葵くんとどれだけの時を一緒に過ごすのだろう。
数えきれない日々の中で、私達の周りはきっとどんどん変わっていく。
でも、私は誓おう。
どれだけの日々が過ぎても、どれだけのものが変わっても。
洸葵くんへの想いだけは、何があっても変えないよ。
それだけは、分かって欲しい。
なんて、無理か。
だって言ってないもん。
言葉にしないと伝わんないんだよねー。
そう考えると人間って不便だわね。
まぁでも。
たとえ不便だとしても今こうして幸せなら、少しの不便も悪くない。
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ムーミン - 歌詞さんがかっこいい・・・。更新頑張って下さい!!応援してます! (2015年2月3日 16時) (レス) id: 77cbea2b9e (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろんちーの - 葵さん» ありがとうございますっ!これからも頑張ります!! (2015年1月6日 12時) (レス) id: f03bf92228 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 凄く面白いですっ。更新頑張ってくださいね! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 8516c91674 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろんちーの - Fleur(元瞳依)さん» こちらこそですよ!! (2014年12月23日 21時) (レス) id: f03bf92228 (このIDを非表示/違反報告)
Fleur(元瞳依)(プロフ) - ぺぺろんちーのさん» こちらこそ嬉しいです! (2014年12月23日 9時) (レス) id: 7ca11e2155 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺろんちーの | 作成日時:2014年9月10日 22時