ツヴァンツィヒ ページ25
よし、腹をくくろう。
『ﾊｧ...。何を描けば良いですか？』
kn「ここはチワワやろ。」
sha「ポメラニアンや。」
shp「猫で。」
em「蝶々を。」
zm「くりーぱー。」
ht「ひよことか...」
tn「豚...」
嘘だろ。常識人だと思っていたのに、書記長様もひとらんらん様もか！？
思っていたより、この軍はゆるいようだ。
なんなんだよ。頼むから休ませてくれ...。
しかも何？もう事情聴取は終わったんだから用がないなら出て行けばいいものの、誰も出ていこうとしない。
鬱様とか興味深そうにこっち見てくるし。視線がうるさい。
あーもう！！
『描きますよ！描けばいいんでしょ！？もうっ。ゾム、俺の道具ちょうだい。それから描いていい部屋まで案内して。』
zm「お、おん。」
俺は早く描いて寝たい。切実に。
それと好奇心の目でこっちを見てくるやつはあまり好きじゃない。目にものを見せてやる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋に着いた。何故か「描いてくれ」と言ってきた人だけではなく、幹部全員が来た。なんで？？
それにしてもこの部屋...
『あの、本当に使って良いんですか？ここ、大事そうな部屋だけど。』
ht「へえ、よく分かったね。ここは兵士たち皆がくつろげるような、大切にしている部屋なんだ。」
ch「所謂、憩いの場って感じです。」
ああ、だからこんなにも暖かい。
んじゃ、描くかぁ。
俺はその場に座り込み、カバンからスケッチブックと絵の具、ペットボトル、器を用意する。
何時も通りだ。
『ポメラニアンだよな？』
タメおっけーって言われたし、大丈夫だろ。
sha「おん！」
頼むからそんな嬉しそうに返事をしないでくれ。納得のいく作品ができなかった時の落ち込みは見たくないんだ。
ポメラニアン...何度か描いたことがある。フワフワしてて、目がくりくりしてて...
感触やオーラを思い出しながら紙に指を滑らせる。
そうだ、ポメラニアンは小さいんだ。小型犬で、暖かくって、触ると幸せな気持ちになれる...。
描き終えてシャオロン様に渡す。
『はい。』
sha「すっげー！！ありがとうな、A！！！」
大袈裟だな。
まあそんな感じであとの人達の要望にも応えていった。
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Nanaki(プロフ) - すみれいんさん» ぴえっ！？ありがとうございます！！何度も読んで頂けているとは…書いていて感謝されたのは初めてです！この作品は思い入れがあるので、そう言って頂けて嬉しいです！幸せ！！！！！ (2020年4月16日 2時) (
レス) id: 421b2f6c3f (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 何度読んでもいい作品です。ありがとうございます！！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» えへ。休み休み次からも頑張る！コメントありがとう！！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
yukina(プロフ) - ムリすんなよ？休むことも大事なんだからな？ (2019年12月15日 22時) (レス) id: 8d2558e81e (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» でしょでしょでしょでしょでしょ((ry (2019年11月30日 20時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月17日 23時
