ノイン ページ14
ゾムと会ってから1週間が経った。つまり、ゾムの絵を描く日だ。
描きたくなったのは...どうしてだろう。俺にも分からない。
でも、話していて凄く楽しかったし、何より僕の、初めての「友達」になってくれたから。かも。
いそいそとカバンにものを詰めて花畑に向かう。
花畑に着けば、
zm「ちっす！遅かったなぁ！」
ゾムはもう着いていたのか。声がしている方を向き、
『よ、もう来てたのか。お前がはえーんだよ。』
と言ってグーパンをする。当たらないと思うだろ？
zm「ヘブッ」
当たるんだなぁコレが。まぁ、ゾムがこのノリにノッてくれるってのもあるけど。
まあ茶番はここまでだ。話ながら移動する。
『んじゃ、早速描いて良いか？』
zm「おん！そいでな、俺、あんま顔出すのって得意やないねん。今もフード被ってて...。やからさ、」
『心配すんなよ。さっさと終わらせるから。終わったらまたメシでも食いに行くか？』
zm「！ ありがとうな。」
先週と同じように、花畑の真ん中に座る。
カバンから道具を出して、
『良いか？描くってことは俺ゾムの顔ぺたぺた触るからな。嫌になったら言えよ。』
zm「ん。」
パサリ、とフードをとる音がした。
『んじゃ、シツレイシマース』
するりとゾムの顔に手を滑らせる。
ゾムはいつも緑のオーラを纏ってる。青みたいに爽やかだけど、元気だから緑って感じ。
うっわこいつ肌もちもち...。羨ましいな。多分ほっぺとか「みょーん」とか言いながら伸びるんだろうな。
zm「なんで笑ってん？」
『いや、お前の肌もちもちしてるなーって。』
zm「なんやねんそれw」
『あっ！動くなよ。もー。』
zm「いや、今のはちゃいますやん。」
...？なんか視線を感じる。気のせいかな。
『なんで笑ってんだよ。』
zm「いや、Aの触り方めっちゃくすぐったいなーって。」
『なんだよそれw』
zm「あっ！ほっぺひっぱんな！」
『うわ。すっげー伸びる。めっちゃ楽しい...』
zm「遊ばんで真面目にやれやw」
やっぱりゾムと話すのは凄く楽しい。
絵を描き終わり、後はサインだけ...あれ。
zm「どしたん。」
『なあ、カバンの中にスタンプ入ってないか。』
zm「ちょっと待てよー...ないな。必要なん？」
『ああ、この絵を完成させるためにはそのスタンプが必要でさ。家かな？ごめん、絵渡せるの今度になるわ。』
zm「別にええで。案外時間余ったなぁ。なんかしたい事とかある？」
『あ、じゃあ俺ここで昼寝してみたい！』
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Nanaki(プロフ) - すみれいんさん» ぴえっ！？ありがとうございます！！何度も読んで頂けているとは…書いていて感謝されたのは初めてです！この作品は思い入れがあるので、そう言って頂けて嬉しいです！幸せ！！！！！ (2020年4月16日 2時) (
レス) id: 421b2f6c3f (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 何度読んでもいい作品です。ありがとうございます！！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» えへ。休み休み次からも頑張る！コメントありがとう！！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
yukina(プロフ) - ムリすんなよ？休むことも大事なんだからな？ (2019年12月15日 22時) (レス) id: 8d2558e81e (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» でしょでしょでしょでしょでしょ((ry (2019年11月30日 20時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月17日 23時
