検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:48,461 hit

52話 賑やかですね ページ8

ピンポーンとインターホンの音が鳴る。
急いで玄関へと向かい、ドアを開ける。




『皆さん、わざわざ来て下さってありがとうございます』


「なんで笠松先輩の家に来たのにAっちが出迎えてるんスか...」


『へ?いつものことだから...?』





今日は、幸ちゃんの家で勉強合宿です。

涼太の赤点回避、そして森山先輩の夢を実現させてやろうとのことで、泊まりでの勉強会をすることになりました。

只今幸ちゃんは、お昼に作ったラーメンを零してしまい、お風呂に入っています。
絶対に風呂場に近付くなと釘を刺されたのはいうまでもない...



一先ず、先輩方や涼太を幸ちゃんの部屋まで案内します。





『どうぞ笠松先輩が来るまでは、ゆっくりしててください』


「なんか旅館の女将さんみたいだね」


「というか、まるで自分の部屋の様に俺たち入れたっスよね」


『幸ちゃんの部屋だから問題ないよ!』


「へ〜笠松の部屋変わってないね」


「うおおおお!笠松先輩の部屋だ〜!ワクワクす(る)な!」


「ちょ、早川うるさい!」


『賑やかですねー』



各々が部屋を見たり、テンションが上がったりしている中、森山先輩はワナワナと震えだし、急に止まったかと思えば、私達の方をバッと見る。





「お前らうるせえ!なんでこんなムサイ連中と勉強合宿しないといけないんだよ!!!」


「お前が一番うるせえよ!」




ガチャりとドアが開いたかと思えば、森山先輩は蹴飛ばされて、私達が居る方へと転がってきた。




『あ、ちゃんと髪乾かしてくださいよ笠松先輩』


「最近、Aちゃんが俺に対しての扱い雑になってきてる気がする...」


「それはしょうがないと思うよ」






一応、家主の登場という事で、皆静かに床に座っています。


何故か森山先輩は涙を流していました。









「よし、じゃあお前ら、今から勉強会を始める!主に自分の勉強、そして昨日話した担当教科ごとに黄瀬の勉強の手伝いだ」


「み、皆さんよろしくお願いするっス!」


「じゃあまず数学からだな」


『森山先輩よろしくお願いします』


「ああ!Aちゃんの為なら黄瀬に勉強を教えるのも苦じゃないな!」


「先輩それどういうことっスか!?」






意気揚々として、涼太に数学を教え始めた森山先輩。
これぞ先輩と後輩!って感じがして、なんだかほのぼのする。








それにしても...男子高校生が6人も座ってると...せっまいな〜...

53話 行かせてあげたい→←51話 お泊まりできるの!?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです!初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新お待ちしております! (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年11月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。