87話 話せたんですね ページ44
｢笠松〜!ちょっといい?｣
｢ん?高橋?どしたー｣
幸ちゃんを呼んだ女子生徒は、チョイチョイと手招きをする。
それを見て幸ちゃんは、女子生徒の元へと行った。
『あれ...?笠松先輩女子と話してる...?』
｢ああ。女バスと体育館違うから分かんないよね。あの子は女バスの主将だよ。高橋さんって言うんだ｣
｢笠松が唯一喋れる女子だよな〜笠松ばっかり本当にズルいよな〜｣
｢ちょっ、森山!｣
｢あっ...Aちゃんごめん...!｣
『へっ?なんで謝るんですか?』
｢あっいや...気にしてないならいいんだ｣
森山先輩が謝った理由はわからないけど、何か気を使わせてしまったかな...
幸ちゃんの方に視線を戻すと、高橋さんという方と楽しそうに話していた。
おお...女子とあんなに話せている幸ちゃんを見るのは、何だか新鮮だ。
『笠松先輩って、ちゃんと他の女子とも話せたんですね...』
｢...一応色々あったからね｣
｢高橋が凄い頑張ったからな...｣
『そうなんですか』
そう言えば、私はこの2年間の幸ちゃん知らないのか...
私の知らない幸ちゃん、それが何だか少し引っかかったのだ。
〜
｢どうしたんだ高橋?｣
｢ごめんね弁当食べてる時に!｣
｢いや、俺食べ終わってたから構わねえよ｣
｢はや!?相変わらず食べるのはやいね〜!｣
｢そうか?ンで、どうした?｣
｢ああ、忘れてた。今日の放課後、壮行会の打ち合わせあるから3-Bに集合だって!｣
｢マジか。めんどくせー｣
｢まあそう言わないの。面倒臭いのはアタシも一緒だし!この間の予選で女バスは引退してるのに壮行会で結果報告しなきゃいけないしさ〜｣
｢確か、決勝でだったか...?｣
｢そーそー。男バスは今年もしっかり切符取ってるし凄いよね!応援行けたら行くからさ、頑張ってよね!｣
｢おう。サンキュ｣
｢あ、そう言えばさっきから気になってるんだけど、あの女の子って...?笠松女子苦手だよね?どうしたわけ?｣
｢ん?ああ、アイツ男バスのマネだよ｣
｢マネージャー...そう言えば入ったって言ってたっけ｣
｢おう。俺の幼馴染なんだけどよ｣
｢ふぅん...仲良いんだ!｣
｢まあ、良いのか...?家隣だし、毎日登下校してるからな〜｣
｢へ、へ〜!あ、そう言えばアタシ友達待たせてるんだった!ごめんもう行くね!｣
｢おう。伝えに来てくれてあんがとな｣
｢いいえ〜!じゃ、また放課後ね!｣
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笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (
レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです！初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！更新お待ちしております！ (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ子 | 作成日時：2017年11月12日 15時
