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49話 捨てましょう ページ5

「あーそうだ黄瀬。こないだのテスト英語何点だったの?」


「22点っス!」


「『...は?』」




素でその言葉が出てくるほど、私たちは何も言えなかった。
英語で22点って、他の教科どうなってるの!?





「マジか...どうにか出来る気しないわ...」


『中間は基本的に、内容は中学の復習だしきっと大丈夫!多分...うん...』






とにかく涼太に問題を提示して、解いていってもらう事に。
最初は順調に解いていたけど、数分してペンの動きが止まった。




『涼太、わかんない?』


「こ、これなんスか?」



涼太が指した問題は、
What did you buy?
(あなたは何かを買いましたか?)



「このでぃ...でぃど?みたいなのってなんスか!」





時が止まったかと思うほど、私の思考は停止した。





『佳奈ちゃん...私お手洗いに行ってくるね』


「逃がさないわよ。あんたが言い出したんだから、あんたも道連れよ!」


『いやだー!!!』










HRも終わり、6時まで教室で勉強をして帰ろうとしたところ、昇降口の所で幸ちゃんと会った。


「よっ」


『あれ?今日は涼太の勉強教えるから帰ってていいって言ってなかったっけ?』


「聞いてたけど、俺も勉強してたんだよ。お前はそのついでだ」


『珍しいね〜幸ちゃんが居残るだなんて』




いつもの道を歩きながら、私は今日の事を幸ちゃんに話す。




「そういた黄瀬の勉強はどうだ?」


『結論、英語捨てましょう』


「...アイツ予選来れるのかよ...」


『一応、問題作る先生が相当優しいから、単語だけで20点分は稼げるだよ。あとの15点は意地でも取らせるよ』


「何かお前今日1日でやつれたか...?」


『色々あったからね...』


「今日俺ん家で飯食うか?」


『幸乃さんのご迷惑にならないならお願いしたいな』


「Aならいつでも大歓迎だとさ。変な気ィつかってんな」


『うん。ありがとう』




同情をしてくれているのか、いつもより優しい幸ちゃんに、思わず抱きつきそうになりますが、この間の1件で、結構怒られたので自重します。







しかし...私と佳奈ちゃんだけじゃ、大変かもしれないなー...




他の1年生で、勉強が得意そうな人いるかな...?






頭を捻って、この間のテスト結果の張り出された順位を思い出す。









あ!いた...!



点数で言ったら、多分数学が得意なはずだ!

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです!初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新お待ちしております! (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年11月12日 15時

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