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81話 なんで ページ38

退院の日。


お世話になった先生や看護師さんたちにお礼をして、私は家へと帰ってきました。



久しぶりの家で、何だかテンションが上がる。
けど肩を固定しているので、家ではしゃぐ事が出来ないのが少しもどかしい...


しばらくバスケも出来ないから嫌だな〜。
もしかしたら、バスケも出来なくなるかもしれないって言われたけど...


でも、幸ちゃんが一緒にやろうって言ってくれたから、幸ちゃんが小学校を卒業するまでは保ってほしいなぁ...






そんなことを1人で思っていると、お母さんの呼ぶ声が聞こえる。きっとご飯が出来たのだろう。
病院のご飯も美味しかったけど、やっぱりお母さんと幸乃さんのご飯が一番美味しいと思う。



ちなみに今日は、退院祝いで笠松家も一緒にご飯を食べに出掛けようとしていたけど、典男さんが仕事で帰ってこれないと言うので、明日行くことになったのだ。







肉じゃががテーブルの上に置かれ、早速食べる私。
右肩を手術したので、左手で箸を持たなきゃいけない。とても食べづらいけど、それを忘れるくらいお母さんの肉じゃがは美味しかった。





幸ちゃんと、肉じゃが食べたいなぁ...











次の日。
学校に行く為に私はランドセルを背負う。

「Aランドセルに右腕通しちゃダメよ?」


『わかってるよ〜』




玄関でお母さんと話していると、ピロリロリーンと携帯の着信音が鳴る。
お母さんのポケットが光っているから、お母さんの携帯か。



「あら?誰からかしら?」



そう言って携帯を開いてメールを見ると、お母さんはクスッと笑い私を見た。




『お母さんメールだれからだったの?』


「ん〜?お母さんのお友達から!」


『へ〜!あ、そう言えばなんでわたし見てわらったの!?なんて書いてあったの!』


「内緒〜!ほら、早く学校に行きなさい。遅れちゃうわよ」


『ちぇ〜...じゃあいってきまーす!』


「いってらっしゃい!」





と言っても、幸ちゃんはもう学校行ってるだろうし、1人で学校に行くのは寂しいんだよね...



階段から落ちた時以来会ってないから、幸ちゃん不足でどうにかなりそう...!




玄関のドアを開けて、外に出る。
門扉から道に出て学校に行こうとすると、壁に誰かが寄り掛かっていた。




『へっ...?なんで...?』











「幸乃ったら、自分の子どもとAのこと大好きよね〜私もだけどね」



メールに添付されていた写真を見て微笑む。



その写真には、1人の男の子が写っていた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - シャンプーさん» 作品を読んでいただきありがとうございます!面白いと言ってもらえる展開を書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2018年1月26日 10時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 小説面白いです!初めから一気に読ませて頂きました。次の展開が楽しみです☆更新待ってます(≧ω≦) (2018年1月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
笠松もみじ(プロフ) - 氷食症さん» 面白いと言っていただけて幸いです!更新頑張らせていただきます! (2018年1月1日 20時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新お待ちしております! (2018年1月1日 17時) (レス) id: 4abaca475b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年11月12日 15時

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